
島根県隠岐郡隠岐の島町下西、町役場から道路を挟んだ向かい側に小さな鳥居があります。

そこからギュイ~んと階段を登ると、

秘密基地のような神社がありました。

ちょこんとお座りの神社は「日乃賣神社」(ひのめじんじゃ)といいます。
祭神は”ひのめ”さん、でしょうね。
しかしどちらかというと、お社はお飾りで、御神体はお隣の

御神木さんでしょう。

すんごい迫力。

中には枝がくっついて、窓になっているものも。
おおらかな氣配に包まれた聖域でした。



隠岐の島町役場から3kmほど、県道316号線沿いの原田地区に、「御客神社」(おんぎゃくじんじゃ)があります。

小さな神社ですが、足を踏み入れてその異様さに気がつきます。

なんぞ、これは。
御客神社では隔年で祭礼が行われていて、その際に注連縄をこのような大蛇の形に渡すのだということです。

この藁蛇を渡していた杉は、かつては2本の杉の巨木で、鳥居の役目を果たしていたそうです。
しかし平成9年の台風で2本とも損傷し、平成10年に伐採されました。
今は伐採の跡に新たな木が植えられています。

で、その藁蛇の背後にある、ものすごい圧。

巨大な磐座です。

御客神社の由緒も祭神も不詳。
そりゃそうです、縄文の古代より岩そのものが崇められてきた、完全な自然崇拝の聖地なのですから。

一応、お隣に、小さなお社が建ってはいますが、隠岐に詳しいN氏に言わせれば「あの社は物置です」とのこと。

お賽銭やお供え物を置くための物置、ということでしょう😅

でもね、可愛いうさぎの彫り物がされているところが、キュートなんですよね。



県道316号を北上していくと、中村地区にあるという「大山神社」(おおやまじんじゃ)ですが、

入口がわかんねー。
入口これじゃないのー?ってことで恐る恐る歩いてみたら、

ありましたよ。

それはもう、

すごい聖域が。

川を渡りますが、この橋、底が抜けそうで怖ひ~っ。

ここも由来・祭神ともに不詳ですが、社殿はなく、完全に古代信仰の形を残しています。

しめ縄が掛けられた巨木の背後には、

近寄る者を圧死させんばかりの超巨大な磐座。

巨木さんは途中から幹が3つに分かれていて、

それでいて、もう一人の倒れかかっているひとを支えています。
なんてたくましいひとなんだ、君は!

この大山神社はアクセスは比較的容易なのですが、入口がとにかく分かりにくい。
案内板を設ければ、もっと多くの人の目につくことになるのだろうけど、やっぱりあまり人気スポットにはなって欲しくないよね、特にスピ系の人には。

実は僕には、受け入れられるスピ系と、受け入れ難いスピ系があることに、最近気が付きました。
例えるなら、前者はナチュラルな人肌の香りの人、後者は香水塗りまくったような匂いの人って感じかな。
まあ、どうでもいい話だよね。

ただね、こんな聖地の前に立つと、思わず舞いたくなる気持ちは分からんでもない。
いいんじゃないだろうか、舞ってみたり、歌ってみたり、封印や開放の儀式してみたり、わちゃわちゃしたって、神はそんなことさほど気にも止めずに、そこにおられるのだろうから。

僕は神が美しく、そこに在ると知れたなら、それでいい。
ねえ、君もそうだろ。

ひっそり感が良いですね。謎島ですね(*’-‘*)
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謎島ですな(´ω`)
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🐥秘境のような雰囲気の聖域…そんな静かな場所で誰と誰がいちゃついても誰も気づかない…🐤傍らの小さな社にうさぎが彫られていたけど、それがなんと物置🐣隠岐は謎が多いですな…
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謎島ですな🦓
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