澄海岬/礼文島

投稿日:

9041112-2025-09-19-07-15.jpg

2日目の朝は、風呂に入る暇もなく、チャチャっと朝食を済ませ、6時にロビー集合。
バスで移動して稚内港から「ハートランドフェリー」にて礼文島に向かいます。

9041113-2025-09-19-07-15.jpg

いざ、船出の時よ!
ランプウェイに映った人影がおもしろいです。

e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2025-09-18-7.38.35-2025-09-19-07-15.jpg

稚内から礼文島までは、約2時間の船旅です。
“おがさわら丸”で鍛えられた僕には可愛いもので、デッキから眺める景色を楽しむことにします。

9041121-2025-09-19-07-15.jpg

今年は島旅が多いので、やたら船ばかり乗っている気がします。
幸い並の穏やかな日ばかりで、船酔いすることもなく、旅を楽しむことができています。

9041132-2025-09-19-07-15.jpg

船の左手に、存在感のある山が見えてきました。

9041144-2025-09-19-07-15.jpg

そう、このお方こそが最北の富士「利尻山」(りしりざん)です。

9041160-2025-09-19-07-15.jpg

「いつまでも 見れると思うな 利尻富士」

利尻山は、北海道の利尻島に聳える、標高1,721mの独立峰です。
その高さゆえ雲がかかりやすく、全貌はなかなか見ることができないのだとか。

9041183-2025-09-19-07-15.jpg

そんな気難しい彼も、しばらくするとまた姿を見せてくれました。

9041182-2025-09-19-07-15.jpg

国土地理院では利尻山という名称がつけられている山ですが、地元では「利尻岳」「利尻火山」とも呼ばれ、特に「利尻富士」の愛称で親しまれています。
利尻山の山容も富士の名にふさわしく美しいのですが、その姿は見る方向で形を変えるのも面白いです。

9041152-2025-09-19-07-15.jpg

海の色は、青は青でも北国の青。小笠原の南国の青とはまた違っています。

mg_8561-2025-09-19-07-15.jpg

ハートランドフェリーの船内に売店はないのですが、自動販売機でアイスが売っていたので、買ってみました。
ノーマルバニラ味もありましたが、ここはせっかくなので、宗谷の塩味を。

mg_8558-2025-09-19-07-15.jpg

実はホテルの朝食で、稚内牛乳を飲んでみたところ、とてもまろやかで美味しかったのです。
さすが北海道、サスホクです。

mg_8563-2025-09-19-07-15.jpg

んまいっ!

mg_8564-2025-09-19-07-15.jpg

添加物未使用、安心安全な国産アイスです。

mg_8565-2025-09-19-07-15.jpg

ねりねりした方が美味しいよと書いてあったので、ねりねりして食べてみました。

mg_8567-2025-09-19-07-15.jpg

ヒンナ!
ほんとに風味が増すもんですね。

9041220-2025-09-19-07-15.jpg

c1d-2025-09-19-07-15.jpg

9041218-2025-09-19-07-15.jpg

最北の島「礼文島」(れいぶんとう)に到着です。

9041224-2025-09-19-07-15.jpg

港に着くと、すぐに観光バスに乗り、出発します。

p9041231-2025-09-19-07-15.jpg

途中、バスからちらりと見えたこの石碑は、「金環日食観測記念碑」です。
昭和23年(1948年)5月9日11時50分37秒、この時、皆既日食に限りなく近い金環日食が当地で観測され、大きな話題となりました。
戦後間もない頃で、敗戦の悲壮感漂う日本において沸き立つ出来事であり、日米の科学者1500人がここに集まって、金環日食を観測したということです。

9041235-2025-09-19-07-15.jpg

バスが進んでいると、ガイドさんが「アザラシがあそこで日向ぼっこしてます~」とアナウンスしてくれました。
急いでカメラを向けましたが、バスが止まるわけでもなく一瞬のことでしたので、なんとか速写して拡大したものがこの写真です。
わからんがな。

9041238-2025-09-19-07-15.jpg

バスツアーは時間との勝負であり、しかもこのツアーはなかなかな強行スケジュールなものですから、バスもガンガン進んでいきます。

9041240-2025-09-19-07-15.jpg

そうしてようやく着いた、このツアーのまともな最初の観光地がここ「澄海岬」(すかいみさき)です。

e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2025-09-18-7.39.09-2025-09-19-07-15.jpg

澄海岬はこんなところ。
ここから礼文島最北端のスコトン岬までは「岬めぐりコース」としても有名です。

9041243-2025-09-19-07-15.jpg

強行ハードツアーでの、澄海岬滞在時間は30分。
まあまあな丘陵を、中には杖をつきながら、お父さんお母さんたちも頑張って登ります。

9041251-2025-09-19-07-15.jpg

しかし登ってしまえば、そこは美しい景色が待っていました。

9041255-2025-09-19-07-15.jpg

角の生えた亀のような岩とゴロタ岬。

9041256-2025-09-19-07-15.jpg

亀の背には、お社も乗っかっています。

9041260-2025-09-19-07-15.jpg

北の海も、龍宮に続いているのでしょうか。
この海をドラヴィダ族も渡ってきたのかと思うと、胸熱です。

9041261-2025-09-19-07-15.jpg

バスツアーですし、観光名所なので、人がどうしても写り込んでしまいます。
まあ、いいか。

9041265-2025-09-19-07-15.jpg

澄海岬は弧を描いた入江になっており、これがまた美しいのです。

9041242-2025-09-19-07-15.jpg

この海は「レブンブルー」とも呼ばれ、礼文島でも屈指の透明度を誇ります。

9041259-2025-09-19-07-15.jpg

澄海岬の名前も、この澄んだ海に由来して公募によって付けられました。

9041246-2025-09-19-07-15.jpg

入江の岩壁を見ると、柱状節理になっています。

9041245-2025-09-19-07-15.jpg

横向きの柱状節理もあります。
これは玄武岩で、火山活動によってできた火成岩ですが、その奥には、

9041244-2025-09-19-07-15.jpg

隆起して褶曲した堆積岩が見られます。

9041250-2025-09-19-07-15.jpg

時代、成り立ちの全く違う地質を同時に見られる、稀有な場所なのですが、ブラタモリはまだここに来ていないそうです。
利尻島までは来たのにね。

9041264-2025-09-19-07-15.jpg

礼文島の岬めぐりコースは、青い海と共に6月~8月ごろにかけて咲き誇る高山植物とのコラボレーションが美しいと評判です。

9041267-2025-09-19-07-15.jpg

それは「花の浮島」と呼ばれるほどなのだそうですが、9月初旬のこのときには、かろうじていくつかの花を見るばかりでした。

9041270-2025-09-19-07-15.jpg

それでも可憐な小さな花々に、心癒されたのでした。

9041271-2025-09-19-07-15.jpg

2件のコメント 追加

  1. Tomi Kaneko のアバター Tomi Kaneko より:

    礼文に友人が居まして生情報を伝えてくれるんですが、利尻と違って個人で来る方少ないんだそうです。
    わざわざ関東の同人誌イベントなどによく来られる際に会っています☺️
    実家お寺で僧侶&予備自衛官&絵師さん 面白い方です♪
    https://x.com/tillares

    いいね: 1人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      北限の島にも友人がいらっしゃるとは、さすがKanekoさん、さすkoさんですね!
      予備自衛官なんてのがあるんですね、北はいろいろあるので大変なお仕事です😌

      いいね: 1人

五条 桐彦 への返信 コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください