高佐士野:八雲ニ散ル花 出雲屋敷篇11

イズモ族は、ヤマトに神名備山信仰も持ってきた。 「なび」は隠るという意味で、祖霊はきれいな三角錐形の山に隠っていると考えられていた。 形の円い山は、妊娠した女性の腹を連想するので、女神山と考えられた。 ヤマト地方では、円…

率川神社 三枝祭:八雲ニ散ル花 番外

ここに於いて、其の伊須気余理比売命の家、狭井の河の上に在り。 天皇(すめらみこと)、其の伊須気余理比売の許幸行し、一宿御寝坐しき也。 其の河、佐韋(さい)の河と謂ふ由は、其の河辺に於いて、山由理草(やまゆりくさ)多在る故…

猿投神社:八雲ニ散ル花 番外

大彦の息子は、富家のコトシロヌシの妃・ヌナカワ(沼川)姫にちなみ、ヌナカワワケ(沼河別)を名乗った。 「別」とは大王の子孫で、領主に任命された人の称号である。 ヌナカワワケは、全権将軍を意味する「武」(たける)の称号をつ…

砥鹿神社(奥宮):八雲ニ散ル花 荒覇吐篇 08

「共に生きよう。会いにいくよ、ヤックルに乗って」 ということで、やって来ました。 本宮山 砥鹿神社 奥宮へ。 本宮山山頂付近の駐車場に車を止めると、赤い鳥居が目につきました。 そこは奥宮とは別の、奥の院だといいます。 奥…

山田神社:八雲ニ散ル花 番外

あー、あったあった。 クナト族が多賀社を創建するにあたって、サルタ彦を祀ったとされる山田神社。 多賀大社を2度参拝しておきながら失念していた、念願の神社をようやく発見。 でも車で来たら、イカンかったー。道狭っ。 こんなと…

大瀧神社:八雲ニ散ル花 番外

さて、くちびるをつんと尖らせながらやって来ました。 滋賀県犬上郡多賀町鎮座の「大瀧神社」(おおたきじんじゃ)です。 参道の大鳥居の正面に、枯れた木が祀られています。 その昔、この渓谷の淵に人々を襲う大蛇がいる事を聞いた稲…