
ぽっつ~~~~~~

~~~~~~~~んと、一軒社~!

福岡にもあったー「八大龍王神社」!!
連休最後の日、こちらにも足を伸ばしてみました♪

八大龍王神社は海にぽっかり浮かぶ小島の中に鎮座していました。
行けるん?本当に行けるん??

行けた~♪
小島は防波堤と砂州によって繋がっています。

ルンルン気分で小島に向かっていると、なんか気になる神社を発見。

ちょいと寄り道してみます。

参道の左と

右にもオヤシロ。
神仏習合の気配が漂います。

鳥居の扁額には「熊野神社」の文字。

確かに熊野系の雰囲気ありありです。

祭神は「伊弉那美尊」「速玉男命」「事解男命」。

此所の産神であり、紀伊国の本社より迎へ祭れるものなりとのこと。

階段を登り切ったところにも稲荷社があり、

その横にカエル岩と言わんばかりの磐座があります。

イザナギじゃなくてイザナミを祀ってるんだねー、へー。

おや?社殿の裏にも何かある。

これも磐座ですね、しめ縄かかってる。

角度を変えると爬虫類の顔のようであり、

こちらから見るとスヌーピーのようであり。
あれ?
デジャブ?!なんか見覚えがある岩やな~~~
あ、ここ来たことあるわ。。

以前、神功皇后絡みで来たことありましたー、てへぺろ♪
すっかり忘れてしまってたなぁ。
しかも神功皇后が三韓から帰朝の後に紀州熊野から勧請されたと伝えられる熊野神社はここじゃなかったんだよね、実は。
ここから近くの「今山」に鎮座の熊野神社でした、ははっ。。

元記事の方も訂正しとかないとなー。
また今度でいっか。
なんか登山口らしきものもありましたが、いかにもヤブこぎの雰囲気だし、豪雨後だし、今日は行かんよ。

しかし熊野系神社は樹勢豊かですね。
ここも海部族が絡んでいそうだなー。



さて本命の八大龍王神社に行きましょう。
右手の山が今山じゃないかね。

杜の空気も良いが、潮の香りもいいよね、和みます。
荒んだ心がとろけていきますわ。

島内に続く道を発見。

これは裏参道になるようで、そのまま突き抜けると海に面した鳥居に出ました。

今津湾にぽっかり浮かぶ神社。

臨済宗開祖である栄西禅師が1168年に宋から帰国してきた時、突如暴風雨に遭遇しました。

その時、栄西は八大龍王の加護により、九死に一生を得て無事宿願を達したと云います。

その時、報恩の意味で自作の八体の木彫りの龍王像を現在地に奉納したのが当社の創建であると伝えられます。

この八体の龍王は
難陀(ナンダ)
跋難陀(ボッナンダ)
沙羯羅(シャカラ)
和修𠮷(ワシュウキツ)
徳叉迦(トクシャカ)
阿那婆達多(アナバタッタ)
摩那斯(マナシ)
優鉢羅(ウハラ)
になります。

島の中心に建つ、小さな社殿。

手水の中には蟹がいました。

社殿の中には石の祠があり、さらに石仏が祀られています。

石の祠は昭和23年7月10日に作られたもののようです。

奉納された八大龍王の絵を見ると、ヤマタノオロチやないかい!

そもそも八大龍王とは、仏教由来で、法華経説法の座に列したという八種の龍王のことです。
が、日本では出雲族や海部族の龍神信仰が、仏教伝来で習合したものではないでしょうか。

ここもひょっとすると、元は安曇族の龍神を祭祀した場所なのでは。
まあそんなに大きな島ではないので、当時は海の底だったのかもしれませんが。

ともあれ身近なところに、ロマンチックな神社を見つけてほっこりしました。

八大龍王神社、もとは今山に磐座があったようですが、宅地開発により今の場所に移ったようです。
今山は南北にふたつの頂を持つ丘陵でしたが、北半分が宅地化で失われました。
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三毛猫さん、こんにちは。貴重なコメントありがとうございます!
なるほど、八大龍王神社は浜崎山を遥拝しているのではなく、今山から遷されたのでしたか。
今山を調べてみたら、おっしゃるように山頂には八大龍王神社の元宮や磐座もまだあるようですね。今度訪ねてみます!
日本は遺跡だらけなので、僕らが居住区を広げようとすればどうしても遺跡などを傷つけてしまうのですが、山半分を削ってしまうのはやり過ぎな気がします。古代史に興味がない人にとっては、どうでも良いことなのでしょうが。
前原方面は白木神社など、紀伊国勢力の影響が窺えますが、八大龍王神社もその一つではないかと思っています。
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