剣山 秋:後編

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ヒャッホー、剣山からの絶景はサイコーだぜーっ!

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真っ白。。。

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こちらが前回の景色。

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失われた体と心のHPを回復すべく、ヒュッテに滑り込みます。

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ほおお~山小屋メシといえばカレーが定番。
冷えたバディとメンタルに、カレーが染みます。

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飴湯となぜか、ゆで卵も頂きました。いや美味しそうだったので。

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こちらは山頂の宝蔵石。kwskは前回の登拝記事で。
安徳天皇の宝剣を納めただとか、ソロモンの契約の聖櫃を納めたなどの伝説のある岩です。

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この剣山は、毎年7月17日が例祭日となっており、その次の日曜日に例大祭が催され、山頂を目指す神輿渡御が行われます。
この神輿が、アークに似ているのではないかという噂話も囁かれています。

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確かに、山頂を目指す神輿というのも、珍しい。

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宝蔵石から少し歩いたところに、

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剣山の真の山頂がありました。

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なんか意味深なデザインの三角点。
前回はここまで来ていなかったな。

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ガスった先に小さく見える岩があります。

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これが「鶴岩・亀岩」です。右が亀岩で、左の木に隠れているのが鶴岩。
かつて剣山が「鶴亀山」(つるぎさん)と書いたことから、ソロモンの秘宝があることを示す暗号だったと云われる磐座です。
風が強くてこれ以上近づけませんでしたので、公式サイトと思われるところの写真をご覧いただきたいのですが、なるほど、鶴と亀が向かい合っているように見えます。

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「鶴と亀がすべった~♪」といえば『かごめかごめ』の唄。
籠の目の形は六芒星になることから、古代イスラエルの王・ダヴィデの紋章を示しているのだとか、オカルティストたちに話題にされたりしています。

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剣山の発掘調査で有名な「高根正教」(たかねまさのり)さんという人が、亀岩の下、地下131mのところまで発掘したのだそうです。
すると、巨大な球体「太陽岩」や大理石の門、高さ15mのピラミッド型の空間などがあったと言うのです。ほんまかいな~。

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さらに、戦後間もない頃、海軍大将の山本英輔さんが発掘をして、100体以上のミイラがでてきたんだとか。ほんまかいな~。
そのミイラは軍に押収されて所在不明だとか、GHQが伊勢神宮に安置されている八咫鏡の裏面に描かれているヘブライ文字を見て、ソロモン王の失われたアーク(聖櫃)を探していたとか、etc.

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僕の感想としては、あの鶴岩・亀岩がねぇ、ふーんって感じなんですよね。
確かに鶴と亀のモチーフとしては面白い岩なんですが、この剣山にはもっとすごい岩がゴロゴロしているので、アレがそんなにすごい磐座だとは思えないでいるんです。

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すると、ゾワッと背中に走るものがありました。
山頂から、遊歩道コースを降りていた時のことです。
この岩、

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頭が二つ、飛び出ています。

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これが本当の鶴亀岩、なんじゃないの?

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岩の下は斜面がキツく、迂闊に近づくと滑落しそうです。
これこそが五条桐彦的に、とても怪しく感じる場所でした。

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常世は続くよどこまでも。

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帰り道、美しい次郎笈を思わず二度見してしまうと言う展望所も、

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真っ白。分かってはいたけどね。

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濃い霧の中を独り歩きます。
おばけちゃん、出てこないでね。

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そういえば、剣山にはツキノワグマさんがいらっしゃいます。
このツキノワグマさんは四国全体で十数頭しか生息しておらず、環境省レッドリストにより「絶滅のおそれのある地域個体群」に評価されているクマさんで、あまり評価されていない五条桐彦よりも大変貴重なクマ様なのです。

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なのでもし遭遇したら、五条桐彦の生存よりも、ツキノワグマ様のお食事になるほうが世界のためなのかもしれません。

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もちろんそんなのはイヤなので、クマ様にお会いしないことを畏み畏み白すのです。

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と、こんな標識がありました。

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見上げれば、そこには聳り立つお塔さま!
下の垣根にあるのは

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「劔山御神水」(つるぎさんおしきみず)ですね。
この水は石灰岩が風化した浸水性のある岩石から、積雪や雨水が帯水され少しずつ湧水している御神水。
祖谷川の源流でもあるそうです。

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ちょっとだけ霧が晴れてきました。

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おお~、なんたる大名物。女神様も思わず頬を染める立派さです。
「お塔石」と呼ばれる巨大な磐座。大地に突き刺さる大剣のようなこれを剣山の名の由来と言わずしてなんたるや、と言う感じです。
そして磐座の下からは、先の御神水が湧き出ているんですよ。出来過ぎでしょ、これ。

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今回の剣山登山は、サイノカミの痕跡を確認するための登山でした。

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この立派な男神に対する女神は、ひょっとすると行者コースにある洞穴や磐座にあるのかもしれないと思ったのです。

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確かに行者コースには、興味深い磐座群がありましたが、この男神に釣り合う磐座はなかったと思います。
やはり女神は、ここからも見える

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西島神社の磐座ではないでしょうか。
西島神社の祭神は、一般的には阿波忌部の祖神「天日鷲命」とされていますが、『徳島県神社誌』は「磐長比賣命」としているようです。

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お塔石を祀る「大劔神社」を含む、劔神社の祭神は「大山祇」。

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大山祇といえば大三島なのですが、それはクナト王であり、やはり越智でもあるんですよねぇ。

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