剣山:後編

投稿日:

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再び宝蔵石の元へ戻ってきました。

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しわしわで重厚感のある岩。

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上に小さな社が乗っています。

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郵便ポストのような空の箱と賽銭箱。稲荷を連想させる真っ赤な色が印象的です。

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賽銭箱の下には水溜まりがあり、穢れ厄払いの人形祓いができるとあります。
なるほど、これはやってみるしかあるまいて。

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これで僕も、はれて清純な男子になれるはずです。さらば、ただれた欲望と煩悩の日々よ。

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それにしてもこの岩、

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例の白いアレがちょいちょいあるのを、僕は見逃していないのですよ、むふふ。

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この岩の下にあるんですかねぇ、アーク。

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さて、下山開始です。

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剣の杜の、なんと美しいことか。

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登山において、ガスってて残念と思う人もいるでしょうが、僕はガスってラッキーと捉えます。
こんな幻想的な景色は、そうそうお目にかかれない。

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この世界は、カフェの店員さんに負けず劣らず美しい。
神様のギフトはそこら中にあって、あとはそれを受け取る側の感受性次第である。

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必要なものは、等しく全て用意されてある。
僕は神様に愛されているが、誰だってそれは変わらないのである。

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大劔神社まで降りてきました。

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手前の出っ張った岩は、大劔神社の磐座に手を合わせているようにに見えます。

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そして登りでは気がつきませんでしたが、眼下に割れ目のある磐座を目視できました。

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男子と

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女子、そういうことではないでしょうか。

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もっとも行者コースには大きな洞窟もあるというので、そちらが女の子の磐座なのかもしれませんが、一望して並ぶこの二つの磐座を、夫婦の神として古代人が祭祀した可能性は高いように思われます。

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さて、ここで宿のお母さん手作りの朝食をいただきます。
おむすびは3個ありましたが、車での道中に小腹がすいたので一つ早弁しました。おかずは寄ってらっしゃいしています。
美味しい。なぜ山で食べるおむすびはこんなにも美味しいのか。
お母さん、あなたの子供に生まれて幸せです。生まれてはいなけど。

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ここから山頂付近を捉えた写真。
かすかに出っ張っている二つの岩は、僕が見逃した鶴岩・亀岩でしょうか。

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http://www.mystery-tsurugi.com/mystery_spot

剣山はこの鶴岩・亀岩によって「鶴亀山」(つるきさん)と名付けられたのが由来であるという説もあります。
この鶴と亀が「かごめかごめ」の歌に繋がり、例によってかごめの模様からイスラエルの六芒星につながるという話です。
そしてこの岩の下が発掘して色々出てきたと云われている場所です。

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鶴と亀の磐座は、これまで豊家や越智家を調べていてちょいちょいキーとなってくる言葉ですが、剣山の名前となるほどのインパクトで言えば、僕が見忘れてきたくらい弱いように感じました。実際に確認するためにも、やはりもう一度剣山に登りに来なければならないようです。

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存在感で言えば、大劔神社の磐座のほうがはるかに印象的です。

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さらにこの磐座の下からは、ご神水が湧き出ています。

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ぐいぐい磐座の下部に降りて行きますが、ちょっと出っ張った場所がありました。

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そこまで足を伸ばすと、再び絶景。

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そして振り返れば、獅子のような磐座の姿がありました。

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その先に降りていけば、今度は月を眺めるそらくんの姿に。

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急斜面を思った以上に降ってくると、

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ようやくご神水に到着です。

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そばの小さな社を見れば、

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白蛇の石が祀ってありました。

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そしてこれが名水百選にも選ばれた剣山御神水(つるぎさんおしきみず)です。
劔山御神水は、磐座・御塔石(おとうせき)の中を、積雪や雨水が帯水され少しずつ湧水したもの。
祖谷川の源流であり、水量は少ないが常に湧き出ている貴重な水です。

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「病気が治る若返りの水」ともいわれるそうですが、若返りの水=変若水=をちみず、となるのかもしれません。

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御塔石は「天柱石」「大剣岩」とも呼ばれますが、遠景で見るとまさに山にブッ刺さった大剣の様相です。
この下にご神水が湧き出ており、月(玉)から垂れた変若水として月神祭祀族が崇め奉った様子も感じ取れるのです。

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大劔神社からは別ルートで下山しました。

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途中にあった「刀掛ノ松」。

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枯れた木が横たわっていますが、安徳帝が剣山へ登る途中、ここで休んでいた時に従者を気遣い、この松の枝に宝剣を掛けて汗を拭くよう言葉をかけられたと伝えられます。

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刀掛ノ松の横には「枝折神社」(しおりじんじゃ)がちょこんと鎮座し、

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僕が降りてきた登山道の方にも小さな石の祠がありました。

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祠に収められていたのは、はちまき石。

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ここから左へ5分行ほど行場の方へ行き分岐を下方に行くと、7月下旬ころに咲くキレンゲショウマの群生地があるということです。

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リフト西島駅まで降りてきました。
霧が晴れて、山頂が見えています。

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美しい緑の山は稜線が美しいという次郎笈でしょうか。

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さて、往復チケットも購入していることですし、リフトで楽ちん下山をしたいところですが、
気になります、女子の磐座が。

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ちょっと降ったらたどり着けるかと思いきや、結構降りてきました。
もうリフトの元へは戻れないわ。

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大劔神社から見えていたワレメちゃんは磐座の先の方でしたので、到達は困難でした。

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でも別の穴もありますね。

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聳える磐座の元には「西島神社」が鎮座しています。

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う~む、神社というより物置のようだ。

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剣山信仰の中心となる大劔神社の創建年は不詳。祖谷山開拓の際に大山祗命を鎮祀して祖谷山の総鎮守とした、とあります。

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つまり本来の祭神は「大山祗命」で、「安徳天皇」や「素盞嗚命」は後付けなのだろうと思われます。
ここでいう大山祗とは大三島の大山祗であり、クナト大神ということになろうかと思います。

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剣の交差紋、夫婦岩、そしてクナト大神、剣山は出雲族の聖地であったのでしょうか。

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リフトの半券を無駄にして、とぼとぼ下山をしていると、地図にない神社のようなものを発見。
お掃除をしていたおじさんに伺ってみると、これは剣山を守ってこられたとても凄い先達さんたちを祀ったお社なのだそうです。
本日よき日に登拝が叶って、ありがとうございます。

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ついに下界に到達すると、

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そこには大劔神社の里宮、「劔神社」がありました。

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珍しい緑の祠。

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こっから山頂までは4kmもあるのか。
登りリフトで正解です。

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控えめな花手水が美しい。

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徳島には忌部氏の聖域があり、忌部氏は今も三木氏となって大嘗祭(だいじょうさい)に皇室に麁服(あらたえ)と呼ばれる麻の織物を奉納しています。
では剣山の祭祀氏族が忌部であったのかというと、やはりそれは少し弱いような印象です。

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堂々と交差紋を掲げ、出雲的な磐座祭祀を行い、月神信仰の片鱗も残す祭祀氏族。
そこには呪術的ともいえる要素が垣間見え、今の修験道にも通じる一族。

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剣山の真の支配者は、伊予国の隠れた大豪族・越智家ではなかろうかというのが僕の推察です。

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6件のコメント 追加

  1. mame58 より:

    人形払いをみて、アニメ 千と千尋を思い出しました。やったことないですが、なんだかアニメのイメージがあって怖そう🤭

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      千と千尋のアレは式神みたいなものですかね。人形のお祓いは、体の悪い部分などを紙で撫でて祓ったりします。
      雛人形のはしりみたいなものですね。

      いいね: 1人

      1. mame58 より:

        そうなんですね、イメージができました。
        教えて頂けて、ありがとうございます😊😊😊

        いいね: 1人

  2. CoccoCan より:

    こういう場所でいただく朝食(お弁当)は格別ですよね!!
    貴重な湧き水と絶景もご馳走ですね♪

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      なぜでしょうね、塩で握っただけのおにぎりでも、絶品の味がします。
      この世はご馳走で溢れていますね♪

      いいね: 1人

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