
長野県木曽郡木曽町にある「南宮神社」(なんぐうじんじゃ)に立ち寄りました。

由緒によると、元はここから東に約1kmの所、現在「古宮平」(ふるみてら)と呼ばれる地に祀られていたとあります。
地名の「宮ノ越」は、「宮の腰」(中腹)を意味するのだとか。

祭神は「金山彦命」(かなやまひこのみこと)。
平安時代末、幼少時代を木曽にて過ごした木曽義仲公は、京都の石清水八幡宮より勧請された旗挙八幡宮にて仁安元年(1166)元服したと伝えられ、その後、宮ノ原の地(今の旗挙八幡宮付近)に己の屋敷を築いた折、現在の地に当社を遷し篤く崇敬した、と伝えられます。

この南宮神社で一際目を引くのが、社殿背後の滝。
この滝は「旭の瀧」と呼ばれ、南宮神社本殿裏に水路を築造するために岩山を掘削したことから出現したとされていますが、昭和初期には消失してしまいました。
平成26年9月に南宮神社の氏子でつくる祭礼委員会により160年ぶりに復元され、併せて滝の下流には新たな池が造成されて境内を流れる町川用水へと合流するようになったのだそうです。

5月の山吹祭や9月の例祭では、滝の麓の「旭の舞台」にて神楽舞が奉納され、冬季には滝が凍結し、ライトアップされています。

祭神・金山彦は鉱山の神として、美濃国一宮「南宮大社」にも祀られていました。

大磧神社の「天目箇命」(あめのまひとつのみこと)といい、伊那・木曽方面は、鉄の匂いがするのでした。

