
離島にとって水は命そのもの。
貴重な水源には、たくさんのヤカンがぶら下がっていました。

島根県隠岐諸島、知夫里島(ちぶりじま)に来たら、ここは外せません。

青い海の先に浮かぶメルヘン神社「渡津神社」(わたつじんじゃ)です。

海面に、潮の道がうっすらと見えています。

それはまるで、渡津神社に向かう龍蛇神のよう。

渡津神社を検索すると、たいていは佐渡島の「度津神社」がヒットします。

2社の関連については謎ですが、古代の海洋民族がつなぐ聖地なのかもしれません。

当社祭神は佐渡・度津神社と同じ「五十猛神」となっていますが、知夫里の名の由来である「ちぶりの神」(道触の神)であるとされ、天佐志比古神社の祭神と結婚したものの、その後に訳あって離婚したという伝説がありました。

天佐志比古は”ヒコ”というだけあって男神でしょうから、渡津神は女神ということになります。

『延喜式神名帳』には、由良比女神社は「元名 和多須神」(わたすのかみ)とあり、渡津神社は隠岐・西ノ島の由良比女神社の元宮ではないかという説があるように、渡津神=由良姫である、と僕は考えています。

イカ姫ちゃんがここからコギコギしていったかと思うと、ジュンときますね。
あまりの可愛らしさに、抱っこしてあげたくなります。

ところが、この、ほんわか神社の裏手に、驚くものがありました。

そう、渡津神社の背後の岸には、白い岩崖「白壁」があるのですが、

えっ?ちょ、ちょっとまって、、、

ナニコレ~~~っ!!

岸を這いずるかのように、太く長い体を横たえる物体。

僕はちょっと心当たりがあって、丘の上を駆け上がります。

いや、前回も気にはなっていたけど、あの巨体には気づかんかったー!
そうこれ、これ、

これ、頭でしょ!

頭の方から、恐る恐る岩の上を伝っていきます。

ね、繋がっている。

天佐志比古が最初に上陸したという”神島”を横目で眺めるように、この巨大な白い龍蛇神は頭をもたげています。
まいったなー、なんで気づかんかったかなー。

上空から見ると、こんな感じ。

赤いところに、蛇神さんがいらっしゃいます。

こっちの壁面も、なんかの横顔のように見えなくもない。

蛇頭の下には、宮崎の大御神社にある龍の卵の穴みたいのもあって、

改めて、すごいとこでしたね、ここは。

この場所は”島前カルデラ”の外輪山である”島津島”と呼ばれており、砂岩層に食い込んだ粗面岩「白壁」は隠岐では珍しいものとされています。
島前火山噴火によって作られた、自然のアート作品ではありますが、荒海を越えて神島に辿り着いた一族は、この白壁が目に留まったのかもしれません。

そして近づいてみると、そこには美しい海と、穏やかな入江があった。

この白壁は自然が作り出したものではありますが、あの蛇頭の岩なんかは、人の手が入っているのかもしれません。
白い龍蛇神の棲まう白き聖地。
白がイメージさせるものは何か。

いにしえの人たちは、ここで月の神に祈りを捧げたのかもしれません。

媛様とタライ、なんでしょうねこの親和性。「こぎこぎ」だったらロマンですが😂
現代にも生きぬいた媛巫女が大きなタライに海水を浸し、潮浴みしながら月星夜を眺めていたのは事実。
意味あってか自然が創り出した岩を大切にしたであろうこと、思いを馳せられます。
しかしながら島根各所、大陸や半島の国の文字のゴミだらけなのは悲しい限りです😔
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ゴミはね、美しくありませんよね😢
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ロマンチック💕でした!
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晴れた日のここは、ロマンチックなんですよ💕
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