渡津神社 白壁:常世ニ降ル花 由良朗月篇 03.5

投稿日:

a060454-2026-01-21-08-10.jpg

離島にとって水は命そのもの。
貴重な水源には、たくさんのヤカンがぶら下がっていました。

a060455-2026-01-21-08-10.jpg

島根県隠岐諸島、知夫里島(ちぶりじま)に来たら、ここは外せません。

a060458-2026-01-21-08-10.jpg

青い海の先に浮かぶメルヘン神社「渡津神社」(わたつじんじゃ)です。

a060460-2026-01-21-08-10.jpg

海面に、潮の道がうっすらと見えています。

a060461-2026-01-21-08-10.jpg

それはまるで、渡津神社に向かう龍蛇神のよう。

a060463-2026-01-21-08-10.jpg

渡津神社を検索すると、たいていは佐渡島の「度津神社」がヒットします。

a060464-2026-01-21-08-10.jpg

2社の関連については謎ですが、古代の海洋民族がつなぐ聖地なのかもしれません。

a060465-2026-01-21-08-10.jpg

当社祭神は佐渡・度津神社と同じ「五十猛神」となっていますが、知夫里の名の由来である「ちぶりの神」(道触の神)であるとされ、天佐志比古神社の祭神と結婚したものの、その後に訳あって離婚したという伝説がありました。

a060466-2026-01-21-08-10.jpg

天佐志比古は”ヒコ”というだけあって男神でしょうから、渡津神は女神ということになります。

hime-2026-01-21-08-10.jpg

『延喜式神名帳』には、由良比女神社は「元名 和多須神」(わたすのかみ)とあり、渡津神社は隠岐・西ノ島の由良比女神社の元宮ではないかという説があるように、渡津神=由良姫である、と僕は考えています。

a060468-2026-01-21-08-10.jpg

イカ姫ちゃんがここからコギコギしていったかと思うと、ジュンときますね。
あまりの可愛らしさに、抱っこしてあげたくなります。

a060475-2026-01-21-08-10.jpg

ところが、この、ほんわか神社の裏手に、驚くものがありました。

a060505-2026-01-21-08-10.jpg

そう、渡津神社の背後の岸には、白い岩崖「白壁」があるのですが、

a060491-2026-01-21-08-10.jpg

えっ?ちょ、ちょっとまって、、、

a060492-2026-01-21-08-10.jpg

ナニコレ~~~っ!!

a060493-2026-01-21-08-10.jpg

岸を這いずるかのように、太く長い体を横たえる物体。

a060494-2026-01-21-08-10.jpg

僕はちょっと心当たりがあって、丘の上を駆け上がります。

a060495-2026-01-21-08-10.jpg

いや、前回も気にはなっていたけど、あの巨体には気づかんかったー!
そうこれ、これ、

5200142-2024-05-28-07-38-2026-01-21-08-10.jpg

これ、頭でしょ!

a060496-2026-01-21-08-10.jpg

頭の方から、恐る恐る岩の上を伝っていきます。

a060501-2026-01-21-08-10.jpg

ね、繋がっている。

a060486-2026-01-21-08-10.jpg

天佐志比古が最初に上陸したという”神島”を横目で眺めるように、この巨大な白い龍蛇神は頭をもたげています。
まいったなー、なんで気づかんかったかなー。

e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e383882026-01-2016.11.28-2026-01-21-08-10.jpg

上空から見ると、こんな感じ。

e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2026-01-20-16.00.35-2026-01-21-08-10.jpg

赤いところに、蛇神さんがいらっしゃいます。

a060481-2026-01-21-08-10.jpg

こっちの壁面も、なんかの横顔のように見えなくもない。

a060479-2026-01-21-08-10.jpg

蛇頭の下には、宮崎の大御神社にある龍の卵の穴みたいのもあって、

a060480-2026-01-21-08-10.jpg

改めて、すごいとこでしたね、ここは。

a060497-2026-01-21-08-10.jpg

この場所は”島前カルデラ”の外輪山である”島津島”と呼ばれており、砂岩層に食い込んだ粗面岩「白壁」は隠岐では珍しいものとされています。
島前火山噴火によって作られた、自然のアート作品ではありますが、荒海を越えて神島に辿り着いた一族は、この白壁が目に留まったのかもしれません。

a060508-2026-01-21-08-10.jpg

そして近づいてみると、そこには美しい海と、穏やかな入江があった。

a060502-2026-01-21-08-10.jpg

この白壁は自然が作り出したものではありますが、あの蛇頭の岩なんかは、人の手が入っているのかもしれません。
白い龍蛇神の棲まう白き聖地。
白がイメージさせるものは何か。

a060487-2026-01-21-08-10.jpg

いにしえの人たちは、ここで月の神に祈りを捧げたのかもしれません。

a060470-2026-01-21-08-10.jpg

4件のコメント 追加

  1. Tomi Kaneko のアバター Tomi Kaneko より:

    媛様とタライ、なんでしょうねこの親和性。「こぎこぎ」だったらロマンですが😂
    現代にも生きぬいた媛巫女が大きなタライに海水を浸し、潮浴みしながら月星夜を眺めていたのは事実。
    意味あってか自然が創り出した岩を大切にしたであろうこと、思いを馳せられます。

    しかしながら島根各所、大陸や半島の国の文字のゴミだらけなのは悲しい限りです😔

    いいね: 1人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      ゴミはね、美しくありませんよね😢

      いいね: 1人

  2. mame58 のアバター mame58 より:

    ロマンチック💕でした!

    いいね: 1人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      晴れた日のここは、ロマンチックなんですよ💕

      いいね

Tomi Kaneko への返信 コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください