
大元出版の書籍にも関わられ、たびたび助言をいただくB氏の勧めで、宮崎県小林市野尻町三ケ野山にある「八尾神社」(やつのおじんじゃ)を訪ねました。

小さな集落の中に鎮座する、とてもローカルな神社です。

創建年代は不詳。

境内に立派な杉の御神木がありますが、その足元には、先ほどから気になる小さなハウスが。

中にいらっしゃるのは、化粧をされたイケメンのお兄さん。
どうやらこのお方は、「田の神」さんのようです。

当社祭神は、なんと「伎佐貝姫命」(きさがいひめのみこと)。

由緒によれば「祭神貫佐貝此売命は、大国主神が八十兄神等の災いにより火傷されたおり、母・刺国若比売命の願いにより神産霊神が遣はされた二神のうちの一神であり、火傷の治療をなされた神であることから、火難消除の神として古くから当地に奉祀されていました」とのことです。

そういえば「神産霊神が遣はされた二神」のもうひと柱、蛤貝比売(うむぎひめ)は「宇武加比売」(うむかひひめのみこと)として、島根県松江市法吉町の「法吉神社」(ほっきじんじゃ)に祀られていました。
姉妹神とも思える二神が、なぜ片方だけ松江に祀られているのか不思議でしたが、まさがもうひと柱が宮崎の小林市に祀られているとは思いもしませんでした。

この2社に関係、繋がりがあるとも思えませんが、B氏は「この地域から近い西諸県はズーズー弁を喋る人がいますね」とおっしゃいます。
なるほど、確かに。
出雲祖神の一柱を奉じて、島根から九州南部までやって来た一族がいるのは、間違いなさそうです。

『日向地誌』によると、当社は旧称を「八ツ王権現」といったとあるそうです。
それが明治19年に王の一字を改めて「八尾神社」と称するようになり今日にいたると。
なぜ「王」の字を「尾」に改めなければならなかったか分かりませんが、八ツ王とは8代目の王(または副王)のことなのかもしれません。



八尾神社の近くに、市指定天然記念物のオガタマノキがあるというので、立ち寄ってみました。

オガタマノキはもくれん科の常緑高木で、本州関東から沖縄に分布しています。

名は招霊(おぎたま)から転化したもので、枝を神前に供えて神霊を迎えるというのに基づくとされます。

このオガタマノキは、幹周約550cm、樹高約16m、推定樹齢400年で、平成4年に『宮崎の巨樹100選』に選ばれています。

ここは墓地になっており、当地の先祖を見守っているのか、ここから遠くに霧島の山も見えていたのでした。

歴史と謎に満ちた興味深いツアー。素朴な場所でありながら、深い精神的な繋がりを感じさせる場所です。まさに静寂と伝統が漂っています。
narisawa110
八尾といえば、摂津の八尾市ですかねー。
物部も大彦も神門もみんな詰まってる感じ。
どっちが先だったかと言えば、最近では九州の様な気がしてくるわけで。
八尾と八面、八女なんてのも気になって来ますね。
島根や信州も奥深いところですが、九州もなかなかです。
例の日、ちょっと天気が・・・
三ケ野山にこんな神社があったんですね!
知らなんだ。
(昔、三ケ野山に親戚宅があった(昔の話))
西諸県弁のネイティブな会話はヒアリング不能でした 笑
てのと『ちまき』の意味が通じない😂(私、京都産なので・・・お察しください)
こっちで「ちまき」といえば、ご飯が出て来ますからね😄
餅の方も僕は大好きですが。
こちらにも行かれたのですね。B様の情報網半端ないです💦 小林から現えびの市や県境越えて吉松・栗野まで方言が入っているのを20数年前に確認しました。私もネイティブ発音全開で話したらむしろその地の方に驚かれたほどです。宮崎県の一部、日向や高鍋でもですが、普通にイントネーションが馴染むってなんなのだろうかと😂 「茨城と宮崎。言葉似てますね」と茨城に1500年住まれている一族の末裔の方に言われたショックを思い出します。(2005年頃)
B氏の知見、考察はとても深いものがあります。
方言に関する考察も、面白いですね😌