大根地神社 後編:白姫 02

「朝日丸、客じゃ」 「なんだお前は、また濡れたままではないか」  山頂の御堂に入ると、朝日丸と呼ばれた妙齢の女性が神棚の前で趺坐していた。 「叛相か…」  朝日丸は朝近の濡れた髪を手ぬぐいでわしわしと拭きながら、私を一瞥…

大根地神社 前編:白姫 01

 ざりっ、ざりっ  草を踏む足底に小石が擦れる音がする。かなり登ってきたはずだが山頂はまだ見えない。迷ってしまったか。 「ふう」  岩に腰掛け、竹筒を取り出す。栓を抜き口元に近づけるが水は出てこない。分かっていたことだが…

童男丱女岩

「ホッホッホ、ところで諸君、なぜ太宰府天満宮はあの場所にあるんだい」 「道真公の遺体を引いていた牛車があの場所に立ち止まったから、と云われていますよね」 「一般的にはそうだね、でもそれはとてもおかしな話なんじゃよ」 最近…

日天宮

「こんばんは。突然ですが嘉麻市の日天宮って知っていますか?」 謎の人妻ちゃんからLINEがあり、僕は椅子からずっこけました。 いや、ずっこけはしませんでしたが驚きました。 「未だ気になりつつ行ったことのない場所ですが、こ…

伊豆能賣:八雲ニ散ル花 欄外

くるま座さんの話を聞いて、気になってやってきました。 『人麿古事記と安万侶書紀』にも書かせていただいた「熊野道祖神社」です。 久那斗神・八衢比古神・八衢比売神を祀る、福岡の出雲。 「あそこに伊豆能賣が祀られているよね」 …

RX-93ff νGUNDAM

久しぶりに我が庭『咲庵』にやってきたら、案の定雑草パラダイスになっていました。 背後には天から降った巨大な磐座。 塩爺さんのところのシオツチノオジのような可愛げのあるものではありません。 こいつと共に落ちてきた巨大な木が…

脊振神社とはちまき石

え~、本日も写真多めです。情報てんこもりよ、重ったいよ~、無理して開かなくても良いよ~(笑) 「はちまき石」というものがあります。 はちまき石とは石の周囲を白や黒の筋が、はちまきをしているように一周している石を言います。…

夜桜2022

「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」 – 在原業平 今年もソメイヨシノが可憐に花ひらきました。 夜はその姿に妖艶さを纏わせ、 甘い微香を漂わせます。 人の世は安っぽい喧騒にまみれていても…

海童神社群:筑秦ノ饒速日 番外

以前、古代史大好き出雲の高校生さんとやりとりした中で「海童神社」について盛り上がり、その際に有明海沿岸に海童神社が集中して鎮座していることに気がつきました。 そこでぼちぼち参拝してみることにしてみました。 最初に訪れたの…

三瀬カフェ CARBAY(かぁべぇ)

福岡県福岡市早良区と佐賀県佐賀市との境、国道263号三瀬峠(みつせとうげ)は交互2車線ではありますが、急カーブが連続する峠道です。 1986年に有料道路「三瀬トンネル」が建設されましたが、まあ有料であることと、三瀬峠の景…

太宰府・小鳥居小路恵比須

『霊峰 宝満山(ほうまんざん)』 女神・玉依姫を祭神とする竈門神社が鎮座する霊山で、別名を御笠山(みかさやま)、または竈門山(かまどやま)とも言う。 御笠山の名は最も古い呼称で、筑紫野市の二日市方面から望むと神の憑代(よ…