宮崎と鹿児島の県境、高原町に幸せを授かると密かに人気の神社があります。
幸運の「白蛇様」が棲まうと云う「霞神社」(かすみじんじゃ)がそれです。
傾斜のきつい参道添いには、昭和な雰囲気のみやげ物屋がありました。
ここの焼き餅は注文を受けて焼くので、行きがけに注文して帰りに受け取ると良いようです。
さて階段を登ります。
結構登ります。
だいぶ階段も慣れてきましたが、それでもきついです。
7分ほど登った先に山門が見えてきました。
到着です。
主催神は「大国主命」(おおくにぬしのみこと)をはじめとした出雲系の神々。
「霞」とは修験道の縄張りを意味するそうです。
修験者は霧島の六社権現参りを行う際、まずこちらに参り、修行の無事を祈願したそうです。
霧島は「天孫降臨の地」候補地の一つで、当然その近辺の神社では瓊瓊杵命をはじめとした天孫系の神々が祀られています。
それら聖地巡礼の最初に、出雲系の神を祀る霞神社に参るとは、意味深な感じがします。
朱塗りが眩しい本殿。
本殿裏手に回ると「馬頭観音」があります。
見晴らしの良い展望所にお堂が建っています。
その先の岩に「白蛇様」がいらっしゃるそうです。
ここの白蛇様は小さな蛇のようで、かなり運が良くないと、その姿を見ることはできないそうです。
残念ながら、僕は会うこと叶いませんでした。
が、何よりこの絶景に気分も昂揚します。
さて先ほどの売店で焼き餅をいただきます。
甘みを抑えた醤油辛い味の団子です。
香ばしくて美味い。
みやげ物屋で待っている間、おばさまがピーナッツの欠片をくれました。
手のひらに乗せていると可愛らしいお客様が来てくれました。
すぐ隣に白蛇を謳った別の神社(?)があるので間違えないようご注意ください。