足利織姫神社・八雲神社

投稿日:

b190297-2019-12-2-07-13.jpeg

足利市のシンボル、「足利織姫神社」(あしかがおりひめじんじゃ)を訪ねました。
そこは天空の、雅な神社でした。

b190310-2019-12-2-07-13.jpeg

織姫神社の参道は、229段の石段に始まります。

b190313-2019-12-2-07-13.jpeg

縁結びで有名な当社は、この階段をのぼることでも縁が叶うと云われています。

b190316-2019-12-2-07-13.jpeg

また女坂と呼ばれる隣の参道には、七色の鳥居があり、こちらも縁を叶えるご利益があるのだそうです。

b190317-2019-12-2-07-13.jpeg

足利は古くから織物の町として栄えてきました。
奈良時代初期の和銅6年(713年)の文献に、足利織物の記述がなされているそうです。

b190318-2019-12-2-07-13.jpeg

当社の創建は、由緒によると宝永2年(1705年)、足利藩主だった「戸田忠利」がこの足利に機織の神社がないことに気づき、天照大神の絹の衣を織っていたという「神服織機神社」(かんはとりはたどのじんじゃ)の織師「天御鉾命」(あめのみほこのみこと)と、織女「天八千々姫命」(あめのやちちひめのみこと)を、足利市通4丁目にある「八雲神社」へ祀ったことに始まります。

b190321-2019-12-2-07-13.jpeg

当時は「機神さま」(はたがみさま)と地元の人たちに呼び親しまれていましたが、その後明治12年(1879年)に機神山(はたがみやま/現在の織姫山)の中腹に遷宮されました。

b190300-2019-12-2-07-13.jpeg

ところが翌年の明治13年9月10日、火災で社殿は焼失。
以後、仮宮のまま約50年の月日が経過することになりました。

pb190323-2019-12-2-07-13.jpeg

1934年(昭和9年)に織姫神社奉賛会主導のもと再建事業を開始。
1937年、朱塗りの社殿が造営され、5月7日に仮殿から遷座して現在に至っています。
その雅な姿は、平等院鳳凰堂をモデルとしたという話です。

b190301-2019-12-2-07-13.jpeg

祭神の天御鉾命は彦星、天八千々姫命は織姫とも伝えられており、縁結び神社として今では若い女性らに人気の神社となっています。

b190303-2019-12-2-07-13.jpeg

織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって織物(生地)となることからも、それを司る神に参ることは、縁結びのご利益を授かると云われています。

b190305-2019-12-2-07-13.jpeg

また、織物は機織り機などを使って為されるため、産業の神様としても崇められています。

b190322-2019-12-2-07-13.jpeg

足利の街が一望できる足利織姫神社は、そこに住む人々を温かく見守っているような、のどかな神社でした。

b190304-2019-12-2-07-13.jpeg

c1d-2019-12-2-07-13.jpg

b190326-2019-12-2-07-13.jpeg

同じ足利市にあって足利織姫神社が鎮座していたという「八雲神社」にも立ち寄りました。

b190327-2019-12-2-07-13.jpeg

正式名称は「足利総鎮守 總社 八雲神社」。

b190341-2019-12-2-07-13.jpeg

思っていたよりもこじんまりとした神社ですが、とても清々しい境内です。

b190328-2019-12-2-07-13.jpeg

祭神は「素戔嗚男命」(すさのおのみこと)で、配神として「櫛稲田媛命」(くしなだひめのみこと)、「大己貴命」(おおなむちのみこと)、「少彦名命」(すくなびこなのみこと)、「火具土命」(ひのかぐつちのみこと)を祀ります。

b190329-2019-12-2-07-13.jpg

当社の創建は1100年ほど前の平安時代とされますが、歴史ある神社にしては真新しい社殿です。
これには理由があり、平成24年(2012年)の12月に放火によって社殿は全焼してしまいました。

b190335-2019-12-2-07-13.jpeg

実は群馬から栃木あたりでは、近年放火によって貴重な神社が全焼するという事件が相次いでいるそうです。
今回参拝を失念していた群馬の高山神社もそうした被害を受けた神社の一つ。

b190333-2019-12-2-07-13.jpeg

日本人であるならば、日本人の心を持つ人であるならば、神社を燃やすなど決して行えるものではありません。
キリスト教信者が教会に火を放つようなもの、大罪です。

b190330-2019-12-2-07-13.jpeg

しかしながら、当社が早々に再建できたのは、ある人との縁が大きかったそうです。
八雲神社は、歌手の森高千里さんのヒット曲「渡良瀬橋」に登場しており、、火災で焼失した当社を悲しんで、公式サイトで「思い出の神社がまさか火災になって」とコメントしました。
すると、全国のファンから見舞金が相次ぎ、森高千里さん本人もコンサートの収益金の一部を寄付し、約6千万円の寄付が集まったということです。

b190332-2019-12-2-07-13.jpeg

また伊勢神宮の式年遷宮と時期が同じだったことも幸いし、解体された「月読荒御魂宮」(つきよみのあらみたまのみや)社殿のヒノキ材が譲渡されることになりました。

b190334-2019-12-2-07-13.jpeg

こうして近年稀に見る早期再建が成されたのです。

b190336-2019-12-2-07-13.jpeg

八雲神社の境内奥にある末社もとても雰囲気あるものでした。

b190338-2019-12-2-07-13.jpeg

足利織姫神社も、元はこのように祀られていたのかもしれません。

b190337-2019-12-2-07-13.jpeg

さらにその奥は小高い丘になっています。
どうやら八雲神社は、墳丘の麓に建っているようでした。

b190339-2019-12-2-07-13.jpeg

2314e8b6b3e588a9e7b994e5a7abe7a59ee7a4be-2019-12-2-07-13.jpg2316e585abe99bb2e7a59ee7a4be-2019-12-2-07-13.jpg

4件のコメント 追加

  1. 8まん より:

    こんばんは。CHIRICOさん。織姫は良い景色が見られるので私も好きな神社です。また、たしかライトアップもやってた気がします。
    桜が咲く季節も良いですよ。
    八雲神社、「八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を」ヘブライ語で訳すと面白いんですよね。
    君が代をヘブライ語で訳しても。千円札の富士山の湖面に映る山。オカルトなのかはたまた。
    まあ、だからこそイニシエの民を自称出来るのですが。
    話がややこしい方にいかない所でやめときます。
    寒い日々が続きます。CHIRICOさんもお風邪などひかれませぬよう。
    ではでは。

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      こんばんは。
      ちょっと出かけてましたので、返信が遅くなりました。

      君が代については、金印で有名な志賀島にある「志賀海神社」の「山誉め祭」に、その原型とも思える歌(祝詞)が登場します。
      志賀海神社は安曇族の聖域です。
      安曇族は秦氏である物部族と、邪馬台国宇佐王国のハイブリットであるというのが、僕の推論です。
      十支族の血を受け継いではいますが、彼らの時代までヘブライの言葉が受け継がれていたかというと、それは怪しいものです。

      かつては僕も、オカルトが好きで、タロットを自作したり、カバラを神道に当てはめようと試みたこともありました。
      しかし富家の伝承本に出会ってからは、より現実的に古代を俯瞰しています。
      一神教を信仰する人たちからすると、多神教はどうにも理解できず、受け入れがたいことのようです。
      それで一神教を布教し、宗教を塗り替えようと試みましたが、日本人に対してそれは失敗しています。
      それで今度は、日本の神や仏に、一神教の神(要素)を織り込み、我々が知らないうちに一神教の神を信仰させようとしているふしがあります。

      オカルト的にいうなら、天照を分解すると、大工の子で世を照らす者、となるそうです。
      そうした罠がいたるところに仕掛けられつつあるので、それにハマらないように気をつけなければ、日本人・大和民族の根源にはたどり着けなくなる恐れがあるのです。

      いいね

  2. KYO より:

    こんにちは。
    織姫神社にも行かれたんですね😊
    今更かもしれませんが、階段の中腹に蕎遊庵というお蕎麦屋さんがあったのですが、行かれましたでしょうか?
    あの界隈では一番美味しいお蕎麦屋さんです。

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      こんにちはKYOさん。
      うどんより蕎麦派の僕としては、それは惜しいことをしました。
      たしかに蕎麦屋さんらしき店を見つけ、気になったのを覚えています。
      たぶん来春、再訪しますので、その時は忘れずに!

      いいね: 1人

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください