コロナ禍の旧正月でも、春は忘れていない。 近年は恋人たちのデートスポットとしても有名な糸島。 そこに鎮座する櫻井神社を参拝しました。 参道も趣があり、立派な石の太鼓橋を渡ることもできます。 横から見るとこんな感じ。 緊急…
月: 2021年2月
御頭御社宮司総社(ミシャグチ社):八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 24
桓武帝の御代、奥州に悪事の高丸という朝敵がいて、人々を苦しめていた。 帝は田村丸に将軍として高丸を征伐するよう命じた。 田村丸は清水寺の千手観音に願掛けをし、その七日目の夜半にお告げを受けた。 「鞍馬の毘沙門は我が眷属で…
足長神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 23
【手長神社】 諏訪湖の南東、本宮から北東に2km程の場所に桑原郷と呼ばれた場所があります。 その桑原郷はいつの頃か、上桑原と下桑原に分かれ、上桑原に足長神社、 下桑原に手長神社が祀られて今日に至ります。 手長神社は諏訪湖…
諏訪大社 上社前宮:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 22
さて、東出雲王家・富家の伝承から古代の日本を紐解く『雲ニ散ル花』シリーズですが、「愛瀰詩ノ王篇」シリーズでは東方のエミシ族を率いた王として大彦を中心に執筆してきました。 しかしもう一人このシリーズに欠かせない王がいます。…
諏訪大社 上社本宮:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 21
「御名方様、洩矢の長老が話に応じると言ってきました」 「そうか、わかった」 タケミナカタらが諏訪にたどり着いた時、先住の洩矢一族の激しい抵抗を受けた。 「彼らの抵抗を受け流すのだ。決して殺しても、殺されてもならぬ。遺恨を…
伝 阿弖利爲・母礼之塚:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 外伝
大阪府枚方市に蝦夷の王「アテルイ」の墓があるというので訪ねてみました。 アテルイは、朝廷の蝦夷討伐の大軍に対して、数の劣った蝦夷軍を率い、幾度もこれを撃退した蝦夷の英雄です。 東北地方の英雄の墓がなぜ関西にあるのか? そ…
一関 達谷窟:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 番外
平泉から一関へと向かう先に、「達谷窟」(たっこくのいわや)があります。 「毘沙門堂達谷窟縁起」によると、この「達谷窟」はその昔、鬼と称されていた蝦夷の王、「悪路王」(あくろおう)の住処だったと云います。 数々の鬼退治で名…
仁科神明宮:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 20
長野県大町市に、国宝にして日本最古の神明造と伝わる社が鎮座します。 「仁科神明宮」(にしなしんめいぐう)です。 大きな一ノ鳥居が見えてきましたが、この先まで進むと駐車場があります。 車から降りると、そこにはこんもりとした…
鬼の釜古墳:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 19
北安曇郡池田町にある「鬼の釜古墳」を訪ねました。 町指定の文化財ではありますが、あまり多くの人には知られていないようです。 かろうじて道と呼べるような、そんな道を上っていきます。 ここを教えていただいた方は、タケミナカタ…
筑摩神社・有明山神社・魏石鬼岩窟:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 18
神護景雲末から宝亀年間(770年前後)、安曇平一帯で、民家や蔵から雑穀財宝が盗まれるという事件がおきた。 これは顔を色とりどりに塗った8人の首領「八面鬼士大王」を中心とした「鼠」(ねずみ)という盗賊団の仕業だった。 憂い…
白旗神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 番外
長野にほど近い八ヶ岳山麓の山梨県北杜市、そこに白旗神社と呼ばれる場所があります。 心地よい参道を歩いていると、何かが見えてきました。 狛犬のような岩二つに簡易的な結界、 その奥に立つ二つの石塔。 これが白旗神社です。 社…