筑後は米よし 筑後は酒よし
そして大河
筑紫次郎に育まれた
名物うなぎの料理の
豊潤な味と香りが
生きる喜びを賞でる
筑後の味処 富松うなぎ屋
うなぎの「せいろ」が食べたくなったら、僕は久留米の「富松うなぎ屋」さんへ足を運びます。
富松うなぎ屋は、黒田本店と荒木店があります。
うなぎ屋が軒を連ねる久留米市大善寺町の筑後川堤防沿い、田園広がる黒田本店さんへやって来ました。
店先までやってくると、煙が立ち込め、うなぎの旨そうな香りがします。
ピーク時には大変混雑します。
なんせ、人気店です。
名簿に名前を書いて呼ばれるまで待つことにしましょう。
席に通されたら、注文し、最初に提供される「うなぎの骨」をポリポリ食べて待ちます。
きました、せいろ蒸し。
富松さんだったらせいろがオススメです。
並はもっと薄茶の新しい容器です。
この渋い容器は特上専用です。
並と特上の違いは、うなぎの量です。
特上には表面に乗っかるうなぎの他に、ご飯の間にも数枚入ります。
そしてこのボリューム。
「肝吸」「うざく」「漬物」「サラダ」が付いています。
茶碗蒸しは別オーダーです。
せいろはしっかり、ご飯にまで味が染み染みなタイプ。
そして意外に量が多いです。
タレは、80年注ぎ足しの秘伝のタレで甘めです。
うなぎに串を打たず、火箸で挟みながら一匹一匹、備長炭で丁寧に焼き上げて作られる富松のうなぎは、一食の価値ある逸品です。