鮭神社

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遠賀川の流域に、「鮭神社」(さけじんじゃ)という変わった神社があります。
名の通り、「鮭」を祀る神社なのですが、九州でなぜ「鮭」なのか、不思議です。

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東北の方へ行くと鮭を祀った神社はいくつかあるそうです。
しかし名前に鮭がつく神社、例祭で鮭を祀る神社はここが日本唯一だということです。

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国道沿いの鳥居から集落奥へ進むと、境内が見えてきます。

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幕末の頃、天明や天保の飢饉が続発した時期は小氷河期だったといいます。
このような低温の時代には、北九州の河川にも大量に鮭がのぼっていたらしいのです。

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炭鉱が全盛期だった頃、川は排水で黒く濁り「善哉川(ぜんざいがわ)」と呼ばれるほどだったそうです。
やがて炭鉱は閉鎖され、そして川の水質浄化が取り組まれました。
そして昭和53年、遠賀川の下流で一匹の鮭が捕獲されたそうです。

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それまで九州に鮭が遡上するなんて作り話だと思われていましたが、由緒は本当だったと証明されたのです。

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御祭神は「彦火火出見尊」(ヒコホホデミノミコト)、「豊玉姫尊」(トヨタマヒメノミコト)、「鵜葺草葺不合尊」(ウガヤフキアエズノミコト)となっています。

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豊玉姫出産の時、見てはならぬという約束を彦火火出見尊が守らなかったため、姫は海に帰ってしまいます。
しかし豊玉姫は残してきた2人が恋しく、「つつがなきや(お元気ですか?)」の便りを年に1度、鮭に託したと語り継がれています。

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秋に鮭が遠賀川を上れば、豊かな実りをもたらす神の使者として大切にされたそうです。
この鮭をを途中で捕らえると災いに合うとされ、現在も神の使いである鮭を食べない風習が残っていると云います。

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毎年12月13日、鮭神社では献鮭祭(けんけいさい)が行われ、五穀豊穣を祈ります。
遠賀川の鮭は、川沿いの「まないた石」なる石の上で清められた後、鮭神社に捧げられ、境内の鮭塚に奉納されます。
鮭が遡上しない年は、大根の縦割りにとうがらしの輪切りの目をほどこし、鮭に見立てて供えるそうです。

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