季節を問わず、大勢の人が訪れる宮島で、まだほとんどの人に知られていない聖地があります。 神秘の御神木「久久能智」(くくのち)の聖木です。 広島に5年ほど住んでいたこともある僕ですが、この存在を全く知りませんでした。 広島…
月: 2018年1月
嚴島神社(干):親魏和國ノ女王 03
その日、瀬戸内に浮かぶ数ある小島の一つが、神の島となった。 多くの船、多くの人が集ったが、にぎやかさはなく、その島は悲しみに覆われていた。 ある者は、「まるで太陽が消えたようだ」と言った。 248年、豊国軍が安芸国に留ま…
御山神社:親魏和國ノ女王 02
宮島の「弥山」は「厳島神社」に並ぶパワースポットですが、しかしそのさらに奥にある「御山神社」(みやまじんじゃ)まで足を踏み入れる人は、そう多くありません。 そこは厳島神社の御祭神「宗像三女神」が降り立った場所と云います。…
嚴島神社(満):親魏和國ノ女王 01
至魏景初三年 公孫淵誅後卑彌呼始遣使朝貢 魏以為親魏王假金印紫綬 「魏の景初三年(239年)に至り、公孫淵が滅ぼされた後、卑彌呼は初めて使者を派遣して朝貢した。魏は親魏王と為して金印紫綬を与えた。」 正始中卑彌死更立男…
鳥見山霊時(等彌神社):八雲ニ散ル花 41
『後漢書』「東夷伝」に云う。 桓帝・霊帝の頃(146~ 189年)、和国内は混乱し、互いに攻め合って何年もの間、統一した君主が居なかった、と。 それは初期の大和・葛城地方での覇権争いに始まり、播磨・吉備と出雲の戦争、第一…
高天原:八雲ニ散ル花 番外
『日本書紀』神武天皇記に曰く、「高尾張邑に土蜘蛛がいたので殺害し葛城邑に改めた」 奈良県御所市の葛城地区に、神々が住まう天上界「高天原」(タカマガハラ)と呼ばれる場所があります。 神話好きなら、高天原と聞いただけで気分が…