
片道6時間強。
福岡と島根を往復するのは、並々ならぬものです。
これから家路に着く前に、精力をつけておかねば、途中で行き倒れてしまう可能性があります。
ゆえに不可欠なのです。

“うなぎを食す”という儀式が!

前回、天然うなぎに舌を巻いた「ひがしや」さんにしようかなと思いましたが、どうやらもう1店舗、出雲には人気のお店があるというではないですか。
「うなぎ処 鈴屋」さん、出雲市湖陵町の神西湖のほとりに、そのお店はありました。

鈴屋さんは11:00~15:00までの昼しか営業されていません。
それにじっくり焼き上げるため、時間にゆとりが必要です。
帰路はそこそこ時間がかかるので早めにいただきたいと思い、開店前の10:40分過ぎにお店に伺いました。

もちろん店先で待たせていただくつもりでしたが、雨が降っていたので「どうぞ」とお店の方が気を利かせて、席へ案内してくださいました。

さて、鈴屋さんのおしながきですが、シンプル・イズ・ベストのメニュー構成。
しかし、ぐぐっ。。。これはなかなか、良いお値段・・・ですな。。。
僕もこれまで、様々な強者と対峙してきたウナラーの中のウナリスト、このトップクラスの価格を前にしても、怯むわけにはまいりません。
「おねえさん、ああこの、一番良いやつを!」

どんよりとした空と静かな神西湖を眺めて、静かにその時を待ちます。
待ちます。
・・・・・・・・・待ちます。

20分ほど経ったでしょうか。
目が霞んで神西湖の湖面と空の境界が曖昧になってきた頃、芳しく炙られた醤油の香りが、引き戸を開けたお姉さんと共に、春の一陣の風の如く僕の元に届けられます。
「当店の一番良いやつ、うな重(特上)税込7,260円をお持ちしました」

でんっ!
金蒔絵の松が美しい、長年使い込まれたであろうお櫃が、老舗のお高級さを物語っています。
この器に、これまでどれほどのうなぎが、収められてきたであろうか。

ご開帳!ktkr

ギッチギチに並べられた褐色のそれが、その下にある純白のあれを一粒たりとも見せることなく、隙間なく覆い隠しています。
均一に焼かれた”うな身”はいっそう芳醇な醤油香を放ち、僕の胃袋を刺激するのです。
これは、たまらん。

どれどれ純白のあれを見てやろう、と褐色の”うな身”をチラリとめくってみるのですが、なんとさらなる”うな身”に阻まれて、僕の希望を打ち砕くではありませんか。
どんだけ敷き詰めてんの!

結局2枚ほど、”うな身”オンリーで食べたわけですが、これがまたゆっくり時間をかけて焼かれた香ばしさに、うなぎの底知れぬ味わい深さを感じたのです。
そして恥ずかしげに、ようやく姿を見せた白いあれと一緒に、”うな身”を頬張る。旨し。
これは僕の大好きな、外はカリッと、中はふわっとのうな重でした。

しっかりと脂の乗った、分厚いうなぎ。これをじっくり焼くことで、僕の大好きな食感になるのでしょう。
鈴屋さんは神西湖のすぐそばにありますが、神西湖の天然物というわけではないようです。
このカリふわな美味しいうなぎに仕上げるため、高品質で太くて大きい国産ものを厳選されて仕入れているそうです。
焼きは、基本的には蒸しの工程を入れてから焼く「関東風」ですが、うなぎによっては蒸さない「関西風」で仕上げることもあるのだとか。
職人気質を感じる、調理技術です。

山椒は粗挽きで、あらかじめ挽かれたものと自分で挽くタイプのものの2種類が用意されていました。

地元・島根県雲南市産の山椒は、早摘でソフトな刺激のものでしたが、香りが高く、焼きの香ばしさが強い鈴屋さんのうなぎによく合います。

漬物は白菜と奈良漬。
さっぱりとしていて、口直しにちょうど良い。

そして大きなミツバの乗ったお吸い物ですが、

肝も炙ってあって、美味しんですよね、これが。
すごいこだわりようです。

「徳」はうなぎ1尾半使ってあるそうですが、身にとても厚みがあるので、”うな身”重視でなければノーマルうな重でも十分かも知れません。
しかし価格差770円なら、やっぱり「徳」イッちゃうかな。
タレの味は丁度良いのですが、”うな身”も十分で”追いダレ”もありますので、食いしん坊は「ご飯大盛り」も問題ないでしょう。

白焼きはあってもよさそうですが、それも鈴屋さんのこだわりなのか。
お値段の分は十分に堪能させていただき、満足感がとてもありました。
出雲からの帰り道には、また訪ねたくなる名店でした。

ひがしやさんのうなぎが美味しかったので、過去記事も含め、うなぎの投稿、とても楽しく拝見しています‼
神西湖のほとりにあるお店。景色も魅力的ですね。器も美しい。
炙った肝でお吸い物。うらやましいです。
我が家の近くはうなぎ屋さんが多いのですが、ウナリストではない私はずっとスルーしていましたが、あれ以来ランニングで注意深くチェックするようになりました。そして、先日「天然うなぎ」を扱っている店を見つけました。(徒歩距離でした苦笑) 産地で食べた方が美味しいのでしょうが、今度家族が帰省したら行ってみたいと思います♪
天然物、養殖物、関西風、関東風で食べ比べてみるのも良いです。
養殖物が悪いと言うわけではなく、味わいの違いだと思っています。
まあ、言うほど味の違いがわかる男ってわけでも、ないのですが。美味しければそれで良い😋
プライス、ウナギ昇りの全国のウナ地区を駆け巡るウナラー五条氏、ウナリストとして、弛まぬ努力でウナ考察を駆使した、各店舗のメニュー満載のウナリストは必見。
もう、何やってんの(笑)
オチャメさん✨️
智伊神社てすか、久しくお参りしてませんね。。クロガネモチの赤い実が綺麗なお社さんでした。(ストーリーの切なさも感じつつ)
またウナちゃんとセットで行きたいと思います。素晴らしい情報ありがたいです🙏 ここは存じ上げませんでした
(*´﹃`*) 予約しなくてもサッと行けるのがよいですね。
予約なしでもOKですが、1番乗りを逃すとかなり待つことになるようです。
ウナと聖地巡礼、ウナる展開ですな。
ウナレベルも五条先生、どんどんウナギ昇りなので、記事アップ読んではウナり声。。う〜ん参りました💦
またうなぎ攻撃だ! でもここは以前行ったのです🤭
大食系じゃないので「白いなんちゃら」は見えなくても上の主役多めが好きです。
でも金額やはり上がってました😂 特上行きましたがこれは仕方ないですね。
*蒸し・非蒸し 関東関西逆になってます~
ここは場所柄、智伊神社絡みでした。たった3キロほどなんですもん✨️
決戦の地ですな。
ウナリストとして、背水の陣にて挑みました。
おっと、逆でした。
うなぎのお値段は、うなぎ昇りですな。
🐥…ずるい。なんでそんなに美味そうな鰻ばっかり食べているのですか。鰻の蒲焼きは子供の頃からの私の好物…大人になってからは、さっぱり店では食べなくなったのですが(貧乏になったからです🐣)
家族にぶぶ漬けを食わせてでも、ウナリストとしては譲れないものがあるのです( -`ω-)キリッ