2017年1月1日、僕は「初日の入」を見るために、大分の「真玉海岸」(またまかいがん)へとやってきました。
真玉海岸は、大分県の国東半島にある干潟の海岸です。
夕暮れを前に、潮はすでに引き始め、そこにはドラマティックな光景が広がっていました。
似たような海岸に、熊本の「御輿来海岸」がありますが、どちらも干潟の海岸になります。
思い思いに歩く人影も、とても絵になります。
真玉海岸は大分県で唯一水平線に沈む夕陽を目にすることができるのだそうです。
真玉海岸は「日本の夕陽百選」に選定されており、県内ではおおいた遺産「真玉海岸の夕陽」として選定されています。
潮差の高い日の干潮時に、この美しい、波模様の海岸が姿を見せます。
そこに夕陽が差し込むと、美しいコントラストを見ることができます。
砂浜に残された水は、鏡面のようになって美しい反射を見せます。
そこには言葉を失うほどの絶景が広がっていました。
水面が黄金に輝いています。
季節や時間、そしてその時の気候によっ真玉海岸の景色は様々に変化します。
今日僕が見た景色は今日だけのもの。
二度と同じ景色になることはないのです。
日が沈んだ後も、余韻が残ります。
大切な人と過ごしたい、真玉海岸の夕日はそんなしっとりとした絶景です。