二荒山神社 御本社(新宮)

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「日光二荒山神社」(にっこうふたらさんじんじゃ)本社へとやってきました。

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日光二荒山神社と宇都宮二荒山神社は、延喜式に記載のある「二荒山神社」の論社として、共に「下野国一之宮」を掲げて論争しています。

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傾斜のある参道の途中に、縁結びの御神木がありました。

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杉に楢の宿り木がある御神木。
すぎならいっしょに、「好きならば一緒になりました」ということです(笑)
言葉遊びはともかく、確かにこの木からは何か、オーラのようなものを感じました。

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神門から神域に入ったところにも御神木があります。
本殿向かって右側に夫婦杉、

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左手に親子杉です。
それぞれ一株から2本・3本の杉が生えているということですが、「?」、親子杉は2本しか姿が見えません。
よく見ると根元に切り株があります。
どうやら近年、理由あって切り倒されたようです。

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かつて「二荒」は「ニコウ」と音読され、「日光」の地名のもととなったと云われています。

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古くは二つの並ぶ山を男女一対とみることが多かったため、「二荒山」は当社の神奈備である「男体山」と「女峰山」のことを指していると思われます。
また「アラヤマ」とは、「荒ぶる神霊の鎮まる山」を示しているとも言えます。

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このことにつきまして、福岡県糟屋郡箱崎町出身で物部氏の末裔「真鍋大覚」氏の著書『儺の國の星』『儺の國の星 拾遺』(那珂川町、1981年・1982年)に詳しい「nakagawa」さんから興味深いお話を伺いました。
真鍋大覚氏によると、舳艫を高く結い上げた葦舟を「二荒舟」(ふたらぶね)と呼ぶのだそうです。
nakagawaさんは、これが「二荒山」の由来なのかもと、推察されています。

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日光二荒山神社は奈良時代の天応2年(782年)勝道上人によって開かれた神社で、「大己貴命」(男体山)、「田心姫命」(女峰山)、「味耜高根彦命」(太郎山)の親子三神を祀るとされています。
現在の社殿は元和5年(1619年)に2代将軍「徳川秀忠」によって造営されたもので、日光山内の中では最古であり、平成11年12月に世界文化遺産に登録されました。

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ところで、境内のいたるところに大黒天が祀られているところを見ると、主祭神の「大己貴命」(おおなむちのみこと)は、出雲大社の祭神「大国主」であると認識しているようです。
大己貴とは「大名持」(オオナモチ)という出雲王国時代の主王の役職名になります。
ちなみに副王を「少名彦」(スクナヒコ)と呼びました。

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大国主(八千矛)は出雲王国の8代目大名持であり、彼と共に出雲王国を治めたのが8代目少名彦の事代主(八重波津身)でした。
二人は非業の死を遂げたので、その霊を鎮めるため、子孫によって日本各地で大々的に祀られてきました。

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なので多くの場合、大己貴命といえば大国主のことなのですが、正確には違います。
大己貴には歴代17人の出雲王国主王が含まれます。

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祭神の一柱「田心姫」は宗像三女神の一柱なのですが、彼女が嫁いだのは、事代主の父親、出雲王国7代大名持の「天之冬衣」(アメノユフキヌ)王でした。

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大国主に嫁いだのは宗像三女神の次女「多岐津姫」であり、その子が「味耜高彦」です。
記紀にはそのあたりの関係が曖昧にされていますので、誤った親子関係が祭神になってしまっているようです。

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日光東照宮と繋がる「上神道」側の楼門です。
門自体は、正門のものよりこちらが立派です。

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境内では珍しい、獅子の狛犬を見かけました。

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阿吽ではありませんが、たてがみに特徴があります。

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境内奥に有料ではありますが、人気の神苑があります。

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そこはいわゆる、パワスポテーマパークの様相を呈しているのですが、面白いものもあるので興味がある人は、足を運んで損はありません。

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日光二荒山神社の本社境内はさほど広いものでもありません。

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しかし当社全体の境内の広さはと言えば、それは実に3400haもあり、その広さは実に伊勢神宮に次ぐものと言われています。

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祭神に割り当てられている男体山・女峰山・太郎山はもとより、赤薙山・大真名子山・子真名子山・前白根・奥白根までの8峰を含む日光連山、

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有名な華厳の滝、いろは坂なども境内に含まれます。

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主格となる社は当「御本社」のほか、中禅寺湖畔にある「中宮祠」と男体山山頂にある「奥宮」があり、

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さらに「御本社」は3つの組織(別宮)として「本宮神社」と「滝尾神社」が鎮座します。

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等社殿のある本社は「新宮」とも呼ばれているそうで、元来は本宮神社の場所に、本社が鎮座していたのかもしれません。

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神苑内では再奥部に霊水が湧く「二荒霊泉」がありました。

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清らかな水が湧き出るところというのは、気も清らかでした。

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天皇皇后両陛下も御参拝された当社、この日僕が参拝すると、

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ちょうど巫女による神楽が舞われていました。

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年中神社を訪ね歩いている僕は、巫女舞に会うこともしばしば。
そんな時はとても幸運を感じます。

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「鈴の舞」の次は勇壮な「剣の舞」が舞われます。

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あまりの神聖さにオーブが写りました!
いえ、雪です。
寒い中でも、巫女さんは素敵な舞を見せてくれました。

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神事が終わると参拝者に御神饌の餅が下賜されていました。

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もちろん僕も、お一ついただきました。

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3件のコメント 追加

  1. asesorlegal 999 より:

    男体山も一度だけ登りましたが、やはりピリピリとした“何か”を感じたのを憶えています。

    いいね: 1人

  2. asesorlegal 999 より:

    二荒山神社。
    私は一度しか行っておりません。
    拝読させて頂きまして、再度参りたいと強く感じました。
    仕事から離れ、少しゆっくりしたいです!笑

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      北関東から東北にかけても、とても素晴らしい場所があり、近くにお住いの方が羨ましいです。
      北は山々が深く、とても幽玄ですね。
      男体山も登ってみたかったです。

      いいね: 1人

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