“老い”について偲フ事

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お正月休みというのは、期待する割にいつもあっけなく終わってしまうもので、気がつけば1月も半ばとなっていました。
50数回の年越しを経て、気がつけば”アラ還”などと呼ばれる世代になってしまっていた僕は、玉手箱を開けた浦島太郎の如く、ことさらそのように思って今年の正月を過ごしたのでした。

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年末には健康診断の再検査のため、おそらく半日は過ごすのだろうと覚悟して、漫画をしこたま忍ばせたiPad miniを手に大病院を訪れていたわけですが、

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そんで、そういやもう直ぐ『葬送のフリーレン』のアニメ2期が始まるな、ということで、コミックを最初から読み直し。
『葬送のフリーレン』はボリュームがあるから、こんな時の暇つぶしにちょうど良いよね。

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再検査というのは、胸のレントゲンで気になるところがあるから、精密検査を受けてくれってものなのだけど、僕は学生の頃に自然気胸をやっていて、それもあってよく健康診断では引っかかります
その度に再検査を受けるのだけど、結果はいつも異常なし。

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今回も胸部CTを撮って、まあ、特に異常はなかったわけで、どちらかというと、こうも毎回、放射線をしこたま浴びせさせられるのを心配するけど、まあいいか。
闇深いマッチポンプを暴いたところで、世の中はそんなに変わりはしないものです。

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今年も年始最初に参拝したのは、那珂川上流の日吉神社さんでした。

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しっとりして良いよね、ここは。

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日吉神社は僕のお気に入りの神社なんだけど、正月の雰囲気が特に好きでね。

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ここは境内を囲むように、常に清流があるので、とても清らかさを感じます。

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ある方が「ここには人が来なくて寂しそうにしている女神がいらっしゃる」って話してたらしいけど、お正月はそれなりに参拝者がいて、嬉しいだろうね。
そんな雰囲気が、境内全体から伝わってきます。

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2022年にこの日吉神社で”そらくん”とグッバイして4年。
その年に憧れの白山を登拝したあたりから、僕はずっとある種の気だるさを抱いていて、過ごしてきました。

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昨年、小笠原諸島にも行って、いよいよ行き尽くした感があるよね。

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さて、2026年を僕はどう生きるべきか、それが課題なのですが、まあなるように生きていくのが正解か。

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宝満山と大根地山の間に昇る月は、とてもロマンティック。

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やはり僕は、月神信仰の血が、多めに流れているみたいだね。

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『葬送のフリーレン』を読み返して、改めて思ったのは、この物語はフリーレンとフェルンとシュタルクの物語だけど、根底にあるのは勇者ヒンメルの物語だということ。
勇者ヒンメルの一途な恋は、彼が生前のうちには叶うことがないのだけれど、死の31年後に思いが果たされることを、とある事件で知ることになった。
それもあってか、彼は一生をかけて、自分が死んだ後の愛しい彼女が、孤独にならないよう、寂しくならないようにと、記憶の痕跡を限りなく残していくことにした。

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では、勇者ヒンメルの冒険後の老いていく人生は寂しいものだったのだろうか。いや、彼は幸せだったと、僕は思う。
確かに彼の思いは、生前に叶うことはなかったけれど、人の”幸せ”の記憶というものは、過ぎ去った時の中にしか存在しない。
だけど勇者ヒンメルは、未来の”幸せ”にも、思いを馳せることができたのだから。

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老いぼれていくヒンメルは、歳を重ねるほどに、”幸せ”の記憶をたくさん集めることができた。
そして最後に変わらぬ愛しい人と再会し、美しい夜空を仲間たちと眺め過ごせた。
そんな彼の人生が”幸せ”に満ちていたのは、安らかな死に顔にとてもよく表れていたのだった。

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歳を重ねるほどに記憶を”幸せ”で満たしていける、そう考えると”老いていく”というのも、そう悪くはない。
なぜなら、人は老いて死ぬ直前が最も、”幸せ”で満たされているということになるのだから。
老いを怖がらずに、楽しんで行こう。
2026年を僕はどう生きるべきか、そんなのは考えるまでもないことだった。
26年どころか、27年もその先も、”幸せ”の記憶を集める旅に出よう。愛しい女神が、微笑んでくれるような。
それはつまり、勇者ヒンメルならそうしたってこと、なんだろう。

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