熊野道祖神社・下照姫神社:語家~katariga~ 番外

投稿日:

1180026-2021-01-19-11-03.jpg

福岡にも出雲はあった。
「熊野道祖神社」(くまのどうそじんじゃ)を訪ねてきました。

1180027-2021-01-19-11-03.jpg

熊野道祖神社は福岡の要部・大橋にほど近い塩原にありながら、深い杜をまとった趣深い神社です。

1180031-2021-01-19-11-03.jpg

境内は決して広くはありません。

1180028-2021-01-19-11-03.jpg

しかし不思議な深さを感じる聖域です。

1180030-2021-01-19-11-03.jpg

僕は20数年以上まえから当社のことを知っておりましたが、その真の姿を理解したのは最近です。

1020392-2021-01-19-11-03.jpg

その祭神はなんと、「伊邪那岐命」(いざなぎのみこと)のほか、「久那斗神」(くなどのかみ)、「八衢比古神」(やちまたひこのかみ)、「八衢比売神」(やちまたひめのかみ)の四柱。
キタコレ!

1180034-2021-01-19-11-03.jpg

当社は「塩原中央部」に鎮座した熊野神社と当地に鎮座していた道祖神社を昭和12年(1937年)に合祀したものです。
熊野神社の祭神が「伊邪那岐命」で、道祖神社の祭神が「久那斗神」「八衢比古神」「八衢比売神」になります。

1180033-2021-01-19-11-03.jpg

熊野社の総本宮は今では和歌山の熊野三山で、主神の正体はスサノオだなんてことになっていますが、本来は出雲の熊野大社が本家であり、その主神の正体は出雲のサイノカミ・クナト神です。
当社の伊邪那岐命はクナト神を示しており、この正しい系列に準ずるものと思われます。

1020393-2021-01-19-11-03.jpg

道祖神社の神域はかつて水田地帯でしたが、昭和2年4月7日に福岡県立筑紫中学校(現筑紫丘高等学校)の開校にあたり社地の樹木を伐採したそうです。
ところがこの時、病気や不慮の事故が多く重なり、県当局が神社の移転を断念したといういわくがあります。

1180036-2021-01-19-11-03.jpg

境内の裏手、小道を挟んだ先に道祖神社が鎮座しています。

1180037-2021-01-19-11-03.jpg

非常に濃密な空気漂う聖域。

1180038-2021-01-19-11-03.jpg

社殿の先に、何かがいます。

1180039-2021-01-19-11-03.jpg

それは太い3本の幹。
これが御神体です。

1180043-2021-01-19-11-03.jpg

一つの根から伸びているであろう3本の御神体。
これを伐ろうとしたのか、バチ当たり過ぎる!

1180046-2021-01-19-11-03.jpg

身を奥側に寄せてみると、すごい圧で心臓がバクつきます。

1180047-2021-01-19-11-03.jpg

祭神の久那斗神・八衢比古神・八衢比売神は、サイノカミの「クナト神」「サルタ彦」「幸姫」の夫婦親子神を示しています。
ああ、こんなところにも出雲はあったのか。

1180042-2021-01-19-11-03.jpg

境内には「伊豆能売大神」や「のどの大神」、

1180049-2021-01-19-11-03.jpg

「福徳稲荷大神」や「金伯五金大神」が祀られています。

1180048-2021-01-19-11-03.jpg

まことの歴史を知ることで、近くにだってまだまだ僕を興奮させてくれるものに満ち溢れていることを教えられます。

1180051-2021-01-19-11-03.jpg

まったくなんと有難いことか。

1180053-2021-01-19-11-03.jpg

それにしてもこの狛犬(?)、気になってしょうがない。

1180054-2021-01-19-11-03.jpg

いやなんか怖いんですけど(笑)

1180058-2021-01-19-11-03.jpg

c1d-2021-01-19-11-03.jpg

1020402-2021-01-19-11-03.jpg

出雲つながりで博多の「下照姫神社」(したてるひめじんじゃ)も参拝。
櫛田神社にほど近い場所にあり、住吉神社の飛び地摂社にあたります。

1020405-2021-01-19-11-03.jpg

祭神は「下照姫神」(したてるひめのかみ)、「衣通姫神」(そとおりひめのかみ)、「味耜高彦根神」(あじすきたかひこねのかみ)の三柱。
下照姫は因幡の素兎で有名な、八千矛・大国主と因幡・曳田家の八上姫の間に生まれた木股姫のこと。
味耜高彦は大国主と宗像家三女神の次女・多岐津姫の間に生まれた皇子です。
つまり二人は異母兄弟。
衣通姫は記紀で兄と恋に落ちる、悲劇の物語が伝えられる姫君です。

1020404-2021-01-19-11-03.jpg

衣通姫はともかくも、こんなところに西出雲郷戸家の神が祀られているのは、実に感慨深いものです。

1020403-2021-01-19-11-03.jpg

2806e7868ae9878ee98193e7a596e7a59ee7a4be-2021-01-19-11-03.jpg

6件のコメント 追加

  1. narisawa110 より:

    駒ヶ根ですと、大御食神社と大宮五十鈴神社ですかね~

    いいね

    1. CHIRICO より:

      少し離れたところになりますが、風三郎神社や黒牛神社、金山彦社なんて名前が気になっています。御手形諏訪神社や葦原神社、筑紫神社なんてのはさらに離れていて、行けるものかどうかわかりませんが、気になっています。霊犬早太郎の墓は行ってみたいですね。

      いいね

  2. narisawa110 より:

    ふっふっふ。いいですね、下照姫。五條先生は、生島足島神社に行かれていますね?
    実は、その西側の土地が何気に重要なのです。
    山の名前は「子檀嶺岳」こまゆみだけ。ここの周辺の神社には、何故か木俣姫=下照姫が祀られています。
    我がレコの地図を国土地理院モードにしまして、スタート地点から最初のマーキング「飯縄社の近く」の地名をご覧ください。
    何と、松江市と同じく「大庭」地籍があります。
    https://www.yamareco.com/modules/yamareco/showmap.php?did=1490819&mode=cyberjapan
    更には近くには、「男神岳」「女神岳」「大明神岳」があり、幸の神三柱を思わせる地形がバッチリ存在します。
    こまゆみ岳は甲斐武田氏の家臣であった真田幸隆、真田昌幸の城砦が存在した山でもあます。山家とも関連がありそうな地形です。
    更には、田沢子檀嶺神社には、出雲大社と同じ神紋があります。行く途中の道すがらの石塔にはサルタヒコも鎮座します。
    https://genbu.net/data/sinano/komayumi2_title.htm
    地図をズームアウトするとわかりますが、製鉄の「筑摩産地」、更に真南に「王ケ頭」更に真南にタカボッチと諏訪湖になります。
    王ケ頭の由来に関しては今は追うことが出来ませんが、別所温泉にお立ち寄りの際は是非青木村にもお越しください。

    実はですね、本場の諏方よりも、上田や新潟の方が超濃密な諏訪神社の分布になっているんですよ~

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      下照姫ということは西王家が定住していたということでしょうか。西も東も婚姻関係はあったでしょうから東西にこだわりすぎるのも間違いなのかもしれませんが。
      別所温泉は訪ねたいと思っている場所の一つです。その際はぜひ、青木村にも伺います。

      信濃ではあと、紅葉姫伝承と駒ヶ根市近辺の2点が、気になっているところです。

      いいね

      1. narisawa110 より:

        郷戸家、来てると思いますよ〜
        住所でポンすると、神戸、神戸で長野県は共にランキング上位に来ます。
        レコの王庭地籍のさらに南東に、越戸(こうど)地籍もあります。
        逆にランク最下位がなんと島根。
        きっと本家筋は別の苗字に変わっているのだと思います。
        昔のみちのくの長野県は結構やりたい放題だったのかなかもしれません

        いいね: 1人

        1. CHIRICO より:

          人を呼び込む長野の魅力とは何か。
          何があったのでしょうね。

          いいね

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください