鞍馬山

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京都最大のパワースポットは?と問われれば、僕は「鞍馬山」と答えるでしょう。
なぜなら鞍馬山の奥深くには、金星から魔王が降り立ったと伝わる場所があるからです。

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風光明媚な景色を堪能できるのどかなローカル線「叡山電鉄」鞍馬駅を降りると、大きな天狗の面が出迎えてくれます。

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ここ鞍馬寺はその名の通り、牛若丸を鍛えた鞍馬天狗で有名な寺となります。

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少し歩くとすぐに鞍馬寺の仁王門が見えて来ます。

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鞍馬寺は本堂まででも30分は額に汗して登らなくてはなりません。

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しかし僕は、さらにその先まで、約90分の鞍馬の山越えを決行しなければなりません。
そこまでしないと、見れないものがあるのです。

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門をくぐり進むと、緑が深くなります。

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そこに現れたのは「放生池」。

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鳥居が連なる社が見えます。

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「鬼一法眼社」です。

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鬼一法眼とは牛若丸に「六韜三略」の兵法を授けた陰陽師のことです。
武芸の達人でもあります。

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そのすぐ横には「魔王の滝」とあります。

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魔王の名のもと、ここでは滝行が行われるようです。

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参道を登っていくと「由岐神社」(ゆきじんじゃ)が見えて来ました。

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ここは「火祭り」で有名なところです。

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当宮の遷宮に際して、里人がかがり火を持って神霊を迎えたことが火祭りの由来と伝わります。

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門の先には見事な御神木が鎮座。

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御祭神は「大己貴命」と「少彦名命」を「由岐大明神」と総称して祀っています。

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風格のある社殿は豊臣秀頼のご再建によるものと伝わっています。

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さて、この先はかなりの急勾配となってきました。
息を整えて出発です。

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蛇行するような斜面を登り続けます。

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緑が深く、きつくはありますが、心地よい道です。

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登ります。

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途中で休んで、

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また登ります。

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あと一息、

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でようやく到達!しました。
鞍馬寺「本殿金堂」です。
この鞍馬寺は牛若丸が幼少期を過ごした寺です。

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鞍馬寺では「毘沙門天・千手観音・護法魔王尊」の三尊が祀られています。
開基は鑑真の高弟「鑑禎」(がんてい)です。

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悪夢に導かれて鞍馬山へと入った鑑禎は女形の鬼に襲われますが、
あわや、枯れ木が鬼の上に倒れ、鑑禎は助かります。
翌朝、そこには毘沙門天の像があったことからこれを祀るために建てたのが鞍馬寺の由来だと云います。

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後に「毘沙門天=千手観音」であることを藤原伊勢人が知り、魔王尊と合わせて三尊を祀ることになりました。

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鞍馬寺本殿金堂の前にある石畳の「六芒星」。
ここは天のエネルギーが降り注ぐ場所と言われ、強力なパワースポットになっているそうです。

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またこの下には龍穴が眠っているとも伝わります。

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さらに奥の院「魔王殿」へと足を進めます。

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途中に、与謝野晶子の書斎「冬柏亭」や

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牛若丸が天狗の訓練を受けている時に喉を潤した「義経公(牛若丸)息次ぎの水」、

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「義経公背比べ石」などがあります。

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この背比べ石があるあたりが峠となります。
ここから鞍馬山を反対の方へ下っていきます。

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そして小高い丘を越えたところに

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「木の根道」が広がっていました。

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木の根道は牛若丸が鞍馬天狗の棟梁「僧正坊」(そうじょうぼう)に鍛えられた場所と云います。

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木の根が足を捉えるので、スムーズに走り抜けるのには訓練が必要になります。
鞍馬山は地下に岩盤があり、根が沈むことができず地表にうねるように現れるそうです。

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木の根道を先行くと、「大杉権現社」と書かれた社があります。

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静謐な空気に囲まれた、森の中の社です。

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大杉さんと呼ばれる大杉権現。

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御神木は昭和25年の台風で既に折れているのですが、今尚この一帯を聖域然と保っていました。

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木の根道を下って行くと、いよいよ最終目的地が近づいてきます。
「僧正ガ谷不動堂」が見えてきました。
ここは牛若丸と鞍馬天狗が出会った場所です。

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ここにも「六芒星」があります。

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側には「義経堂」も。

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静寂と清浄さを感じさせる不動堂。
この先にあるのが最強スポットの「魔王殿」。

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静寂な杜に囲まれた「魔王殿」が見えてきました。

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不思議な形の手水舎があります。

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まずは身の穢れを流します。

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ここは今から遡ること650万年前、護法魔王尊(サナト・クラマ)が人類救済のため金星から降臨した場所とされています。

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この地に降り立った魔王は大杉に依り付き、大天狗僧正坊などを指揮したと伝えられます。

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金星の魔王といえばそう、宵の明星、堕ちた大天使「ルシファー」、
なのでしょうか。

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名前から恐ろしげなイメージを抱いてしまいますが、
ここに到達してみると、穏やかでひっそりとした、心静かな心境になります。

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静かな波動と共に、降り注ぐような空気が満ちていました。

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登るほどに心静かになれた鞍馬山トレッキングもあと少し。
ここからは急斜面を一気に駆け下ります。

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下山中には異様にねじれた大木が目につきます。

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ここ鞍馬山は磁場が狂っていて、気分が悪くなる人もいたりするらしいです。
来訪はやや慎重にどうぞ。

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