屋久島:大王杉・夫婦杉・縄文杉

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ウィルソン株を出発して、少し進んだところに岩清水の水場がありました。

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屋久島には、こうした水場が多数ありますが、ここは花崗岩の中をゆっくり流れて漉されてきた本物の岩清水で、正に名水と呼ぶに相応しい名水です。

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少し歩いて振り返ると、「メデューサの木」と呼ばれる杉がありました。
幹の途中で木が折れ、そこから這い出すように枝が伸びています。

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縄文杉トレッキング最大の難所と呼ばれる急坂を登り、1番から始まる坂を30番まで迎えるころ、お昼休憩を取ることになりました。

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宿で用意してもらった弁当を食べながら、ガイドさんが用意してくれていたフィギュアで遊んでみました。

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しかし、本当にこの時のお弁当は美味しかったです。

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そして延々とまた、歩き始めます。

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縄文杉トレッキングは道も整備されていて、迷うことはまずありません。
なので単独で登ることも可能ですが、多少の費用はかかっても、ガイドさんをお願いするメリットは十分あります。
山になれたガイドさんならではの、豊富な知識は、単調なトレッキングを豊かなものにしてくれます。
この根の中央は、這い上がってくるウミガメに見えますよと、教えていただきました。
二度目の縄文杉トレッキングですが、新たな情報と、更にラストには、とてつもない感動を今回のガイドさんはもたらしてくれました。

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そして「大王杉」が見えてきました。

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大王杉は高さは24mもあり、樹齢は約3000年とも云われます。
昭和41年に縄文杉が発見されるまでは一番古い杉とされてきました。

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急な斜面にあるにも拘わらず、どっしりとしたその風格は、大王の名に相応しい古木です。

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この大王杉までやってくると、縄文杉まであと0.8kmとなります。

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ガイドさんが面白い木を紹介してくれました。
コアラがいるといいます。

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なるほど、でも僕には我が家のうさぎ「そらくん」に見えます。

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と、ここで、「世界自然遺産」地域を示す看板がありました。
そう、ここまでは世界遺産ではなかったのです。
人の手で屋久杉が切り出された部分は、自然遺産と呼ぶわけにはいかなかった、というわけです。
この奥、屋久島の20%の面積の森が、純粋な自然の森となります。

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「夫婦杉」です。
根元で繋がった夫婦杉はよく各地にありますが、この杉は枝が繋がった珍しいものです。

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手前の夫杉が樹齢2000年、奥の妻杉が樹齢1500年ということで、500歳の年の差婚です。
さすが屋久島、年の差もスケールがでかいです。

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夫婦杉の場所から視線を変えると、観音像か自由の女神かといった杉が覗いていました。

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これらの不思議な造形は、僕らの疲れをひととき忘れさせてくれます。

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40番まで来ました。
あと一息です。

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ところで屋久杉はどうしてこんな奇怪な形をしているのでしょうか。
それには、人間の事情も関わっていました。

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江戸時代まで、屋久杉は霊山のご神体としてを崇められていました。
そのため、伐採する者はいなかったと云います。
しかし江戸時代に入ると、建材用に薩摩藩による伐採が始まります。

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島津光久に招かれ薩摩藩に使えていた僧侶で儒学者の、屋久島の安房生まれであった「泊如竹」は、島民を貧困から救うため、屋久杉を伐採するよう藩や島民に働きかけました。
斧を一晩木に立てかけておき、翌朝それが倒れていれば神に許された樹木であるから切り倒しても良いと、言葉巧みに誘いかけます。
畑作に不向きな屋久島民は、屋久杉を伐採加工して納めるようになって、裕福になったと云います。

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この時、加工に相応しい、まっすぐに伸びた杉は切り倒されましたが、加工にふさわしくない、ゴツゴツとした不恰好な杉は残されました。
それが今日、屋久杉として名のある大木の数々となります。

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新たに植えられた杉や、切り株更新で後に育った杉は「小杉」と呼ばれ、「屋久杉」と呼ばれるものは人の手が入っていない、樹齢1000年以上の古木を指して呼ばれるようになりました。

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途中、凛々しい顔の石がありました。

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そしていよいよ縄文杉が目前となった頃、「オッコトヌシ」さまがいました。

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お決まりとして、ちょっと食べられてみます。

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さて、いよいよ、いよいよ到着です。
これがかの銘木「縄文杉」です。

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標高1300mまでやって来ました。
杉の香りが一層濃くなったように感じます。

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縄文杉は現在、展望台が作られており、一般の人々は手に触れることが出来ないようになっています。
縄文杉を見やすいように木の廻りが皆伐されたり、土が流され根が露出し、そこへ登山者が根を踏みつけるという状況があり、縄文杉は倒壊の危機を迎えました。

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縄文杉の樹皮が白いのは、それまで日が当たらなかった部分が周囲の伐採により日に当たり、灼けてしまったためだそうです。

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またその太い幹の中は空洞になっていて、見た目ほど強靭ではなくなっていると云います。

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縄文杉は1966年に岩川さんという方に発見され、名前は大岩杉と呼ばれていました。

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推定樹齢6000年以上であるとされていましたが、環境省(当時は環境庁)の環境週間ポスターで「7200歳です」と紹介されたことで、全国的に有名になり、生まれた時代にちなんで「縄文杉」と呼ばれるようになったと云います。

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ところが約6300年前に屋久島の北西部にある喜界カルデラと呼ばれる火山が大爆発します。
そのときの火砕流は海を渡り、屋久島全土を焼き尽くしたと云います。
すると縄文杉の樹齢は6300年よりも少ない、ということになります。

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ではこの噴火は7200年前の出来事にしましょうと、大人の話し合いがされたとも云います。
現在では放射性炭素年代測定法で推定樹齢約2000年以上であると確認されていますので、縄文杉の樹齢は2000年から7200年と曖昧なものとなっています。

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ともあれ、その風格は見る者を魅了し、太古の年月に思いを馳せさせます。
はるばるやって来て、出会えたことが本当に嬉しく思えてきます。

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この先も末永く、いつかまたこの場所で出会えることを願うばかりです。

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帰り道もなかなかハードです。

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勇ましかった顔が、優しげになっていました。

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ハートの切り跡や、

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木馬のような樹木、

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美しい小さな植物などを愛でながら、下山していきます。

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途中、沢に降り、冷たく透明な川の水で疲れた足を冷やし、屋久島の森を後にしました。

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