7都府県緊急事態宣言発令直前、僕は「西海橋」(さいかいばし)に立っていました。
緊急事態宣言はいずれ発令されるだろうなとは思っていましたが、まさか翌日になされ、しかも福岡も含まれるとはこの時は思っていませんでした。
西海橋公園の駐車場に車を駐め、西海橋散策を開始します。
針尾瀬戸に並行して架橋された二つの名橋「西海橋」と「新西海橋」にはそれぞれ遊歩道があります。
まずは新西海橋の遊歩道から歩いてみましょう。
新西海橋は有料道路「西海パールライン」の一部になります。
なので車での通過は有料になりますが、遊歩道は無料なので安心して渡りましょう。
心地よい風が吹き抜ける遊歩道。
時折大きな車が頭上を走り、その振動が体に伝わります。
南側に目を移すと、あの大怪獣ラドンに破壊された西海橋が無事復活を遂げ、その勇姿を僕らに見せてくれます。
遊歩道の中間地点は展望室になっています。
そこには丸いガラスがはめ込まれた4つの覗き窓が。
いやあ、なかなかのものです。
西海橋・針尾瀬戸の名物といえば、「日本三大急潮」のひとつといわれる「うず潮」です。
しかしかの鳴門もそうですが、立派なうず潮を拝むには、日とタイミングを選ばないといけないようです。
遊歩道を渡り終えると、左右に道が分かれています。
右側の階段を上ると
「西海の丘展望台」がありました。
力を振り絞ってもうひと階段登ると、
おおー、そこには例の悪魔教が魔王召喚のために建築した、あの塔が見えていました。
「針尾送信所」(はりおそうしんじょ)の電波塔ですね。
しかしここからの景色は改めて、
そのパースのおかしさがより強調され、シュール感が増して見えます。
よくもまあ、日本軍もこんなもんを造り上げたもんです。
展望台の南側は新西海橋・西海橋・針尾瀬戸が一望できる絶景ポイント。
絶景を前に風を感じたら、再び階段を降りて新西海橋の反対側へ足を向けます。
そこはこの時期、桜のトンネルに覆われたウッドデッキになっていました。
そこからも美しい二つの西海橋の姿が望めます。
この場所でデッキから上がれば、「魚魚市場」(とといちば)や物産館など、楽しい場所もありましたが、時節柄ここは御遠慮しました。
橋の下を行き来する大型船を眺めているのも楽しい。
するとたまたま、自衛隊の船も通過していきました。
調べてみると多用途支援艦の「あまくさ」だそうです。
「西海橋」へやってきました。
1955年10月に竣工した西海橋は、日本三大急潮のひとつといわれる針尾瀬戸により長い間「陸の孤島」であった西彼杵半島と佐世保市に架けられた美しい、夢のアーチ橋です。
完成当時は固定アーチ橋としては世界で三番目の長さを誇り、東洋一と評されました。
完成当初は有料橋であり、バスは500円、普通車が200円、徒歩による通行料も10円が徴収されました。
のちに観光客を誘致したい佐世保市の要請で1970年(昭和45年)に無料化されます。
僕が子供の頃も、この西海橋へ行くというのが、日帰り家族旅行のステータスとなっていました。
まあその頃は平行するこんな立派な橋はなかったわけですが。
久しぶりに西海橋を渡ってみると、割と細めの歩道の横を、大きなトラックなどが通り過ぎてドキッとします。
事故などないのだろうか。
そして橋の外に張られたワイヤー、飛び降り防止用ネット。
下を覗き込んで、ゾワっとしてしまいます。
完成の喜びもつかの間、大怪獣ラドンに破壊されるという悲劇に見舞われた西海橋ですが、昭和のロマンたっぷりに、今もその美しいアーチを掲げているのでした。
こんにちはCHIRICOさん。こちらも非常事態宣言の範囲内。中国でのコロナウィルスが騒がれ始め春節に多く訪日した中国人の落し物のコロナ。クルーズ船。中国からの避難した日本人と家族。小規模だったコロナの影響は、世界に蔓延し始めた最中に、海外旅行に出かけた日本人、留学生の帰国によって日本でもパンデミック状態になりました。検疫所の密状態も影響の一つなのかも知れません。
人の世の欲望の強さが広めた人災的パンデミック。
私は日本各地の神社巡りを暖かくなったらと思ってましたが、今しばらくはやめておこうと思いました。
私も一応昔、ナイチンゲール誓詞に志を誓った一人な者なので。
CHIERICOさんも密状態の中に身をおかれないようにして感染しないようさせないよう気をつけてお出かけ下さいませ。
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こんにちは、8まんさん。
この西海橋、縫ノ池を最後に、僕もしばらく自粛しています。
あとは散歩の合間に写真を撮るくらいでしょうね。
撮り溜めたネタが少々あるので、それをアップはしていきます。
もうすでに日本人には抗体ができているのでは、なんて話も、その死亡率の低さから囁かれています。
BCG接種率の高さ、感染力の高いコロナL型の前にS型に感染していた、などなど。
何れにせよ、ここまで来たら感染を完全に回避するのは非常に困難であり、
大切なのは重症化させないことではないかと思っています。
もはや誰のせいにしても誰も責任は取ってくれず、補償も限りなくあてにならない。
自ら工夫して生き抜くほかありませんね。
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絶景ですね~(#^^#)
うず潮、鳴門しか知らなかったですが、いろいろあるんですね(^^)/
それにしてもすごい塔ですね!(゚д゚)!
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規模は鳴門に及びませんが、それなりに迫力あります。
あの電波塔の絶景ポイントがあるというので訪ねたのが今回の目的でした。
何度見ても、目を疑う景観です(笑)
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