
「妬神社」(うわなりじんじゃ)
湯本坂を登った先にある怪しげな赤い鳥居と子供。

そこに伝わる古い話によると、昔々、ある人妻が夫に愛人がいるのを突き止めて、愛人を殺し自分も深い温泉に身を沈めたのだということです。
その血生臭い出来事から後は、美しい女性が着飾ってこの温泉の側に立つと、湯が嫉妬して激しく湧き出したため、嫉妬深い湯という意味で「妬湯」(うわなりゆ)と呼ぶようになったのでした。
キャ~~~~~~~~~~~ッ!!

と、いうことで、五条桐彦の『有馬温泉で、パパ活っ!』後編、始まります☆

妬泉源の近くにある「一糸」(いと)さんは、お気軽にお座敷遊びができるバーです。
が、営業は基本的に週末だけのようで、残念ながら美しい芸妓さんに会うことはできませんでした。

今はもうレトロとなった、赤いポストのある交差点。

有馬温泉は、群馬の草津温泉と岐阜の下呂温泉と並び、日本三名泉に数えられます。
僕は今回、兵庫の有馬温泉に来たことで、この三名泉をクリアすることができました。

草津は「行きたい温泉ランキング」の首位を獲得するなど、有名になりすぎて、人が混み合っている印象でした。
対して下呂は、温泉街も寂れてさみしい感じです。
その点、有馬は、程よく人もいて、かといってごった返しているわけでもなく、程よい雰囲気を感じるところでした。

温泉寺の裏手の方の坂道をしばらく登っていくと、「タンサン坂」と呼ばれる坂に出ます。

その坂をさらに上りつめると、「炭酸泉源広場」に行き着きます。

ここにあるのが「炭酸泉源」。

時折ボコボコと湧き出すこの温泉は炭酸ガスを含んでおり、1875年に、この炭酸泉を利用して日本で始めてのサイダーが作られました。
そのサイダーの生みの親が、かのジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏だという話です。

泉源の横には、飲用可能な水場がつくられており、今も天然の炭酸水を飲むことができます。
僕も飲んでみましたが、シュワシュワ感はかなり薄く、なんとも言えない苦味、鉄分のような味がしました。オイチクナイ。

この炭酸泉源には、江戸時代まで毒水と恐れて誰も近づかなかったそうで、1873年に至って、飲用・浴用に適した薬効のある良質の炭酸水であると判定されたそうです。

有馬温泉の泉源は、深部上昇水が地殻内で低温となると、炭素を失って塩化物泉(金泉)となり、その炭素を天水系の地下水が捕獲することで炭酸泉(銀泉)となるのだそうです。

有馬温泉では見た目のインパクトもあって、金泉の方がやや重宝される向きがあるようですが、炭酸泉は、糖尿病による壊疽防止の治療にも使われるくらい素晴らしい効能を持っており、美容効果も高く、若返りの秘湯と呼んでも良いのではないかと、個人的には思っています。
ぜひ有馬温泉に来たなら、金泉・銀泉とも、じっくり堪能したいところです。



炭酸泉源広場を出ますと、眼下に大きな建物が見えます。

ここは有馬名物の炭酸煎餅老舗「三津森」さんです。

炭酸煎餅と言っても、食べたらしゅわしゅわするおせんべい、のことではありません。
原料に有馬の炭酸水を用いてあるのですが、軽い歯ざわり・気品ある風味が病みつきになる、美味しいパリパリのせんべいです。

とくに三津森さんの「手焼き炭酸煎餅」は、一般的な機械焼よりもさらに薄く、パリッとしていて、味わいも深くおすすめです。

また、日本最初のサイダーといわれている「有馬サイダー」を地元の合資会社有馬八助商店が復活させたのが「ありまサイダー てっぽう水」です。
レシピが現存せず、完全再現ではありませんが、懐かしい味のレトロなサイダーです。
炭酸煎餅と一緒に、味わいたいひと品です。



湯泉神社に参拝したときに、こんな案内を見ました。
有馬トライアングルです☆
みんな、トライアングル好きね♪

天神社は参拝しましたので、水天宮を探してみます。

入り組んだ路地の住宅街の奥にそれはありましたが、

なんだか寂れた様子です。

真新しい白石の祠があり、

裏に池のようなものがありました。

横にあばら家のような建物があります。
そこを覗き込むと、

小さなお社があります。

どうやらこちらが本体のようで、大巳貴、少彦名の降臨地とあります。

社の背後には、これまた清らかな水が湧いていました。
ここは湯泉神社の旅所だそうですが、大巳貴を「穴虫」と表現しているのが面白いと思いました。
オオナムチは出雲王の称号である「大名持」が由来となりますが、もう一つの由来である「大穴持」(オオアナモチ)から来ているのだろうと推察します。



こうして一通り、有馬の温泉街を散策した、パパ彦とパパ活娘でしたが、最後に活娘がおごってくれるというので、茶店に入りました。

そこは偶然にも、あの炭酸煎餅の三津森さんの喫茶店でした。

僕は何でも良かったのですが、娘はティラミスとフレンチトースト、どちらも食べたいというので、それぞれ頼んで半分ずつバーターすることにしました。

パリッパリに仕上げた炭酸煎餅を、ふたたびしっとり仕上げるという斬新さ。

しかしティラミスもフレンチトーストも、意外と炭酸煎餅生地がマッチするという、美味しい仕上がりでした。

帰宅後、娘からLINEの通知が来たので開いて見てみたら、そこには隠し撮りされた、五条桐彦写真集がアップされていたのでした。

宝塚温泉も炭酸泉で、ホテル若水にウィルキンソンさんが来た時の写真とか展示してありましたよ。
そこもウィルキンソンタンサンが始まったうんぬんかんぬんあったので、てっきり宝塚発祥かと思ってました…(^-^;
ちなみに宝塚にも宝塚炭酸せんべいありますよ(^^)/
それにしても、ホントに楽しそうな旅ですね~。
娘さん、お父さんのことが大好きなんですね(^^♪
1889年(明治22年)頃に、日本に定住していたイギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが狩猟の途中に、兵庫県有馬郡塩瀬村生瀬(現在の兵庫県西宮市塩瀬町生瀬)で天然の炭酸鉱泉を発見した。
と、Wiki先生にあるので、兵庫全体でそう言っているのではないでしょうかね。本当のところは曖昧なのかもしれません。
まあ、発祥がどうであれ、地方が活気付くのは良いことです😊
娘が好きなのは、お父さんというよりも、お父さんの財布なのでしょうね😅
兵庫県の炭酸泉が出るとこが共有って感じなんですね(^.^)
娘さんが好きなのがお父さんの財布だったとしても(笑)嫌いだったら一緒に行きませんよ~(^^)/
お嬢さんと素敵な旅ですねぇー!! 貴重な隠し撮りまで☆
炭酸せんべいのアレンジスイーツ、甘党ではないですが、とても美味しそうです。
せんべいが素朴な味なので、こういったアレンジが調和するのでしょうね!!
「妬湯」(うわなりゆ)とは、何とも言えないエピソードw
新神戸駅から電車で30分くらいなのですね。神戸、震災直前に行った以来行っていないので、計画してみたいです☆
炭酸煎餅は、いろいろアレンジレシピがあるそうです。煎餅カスを袋詰めにした、炭酸煎餅フレークなるものを買ってきましたが、牛乳かけて食べたら普通に美味しかったです。
有馬温泉は梅田から急行バスで60分とありました。関西圏からは本当に手軽に行けるのですね、羨ましい。近くにあるなら、何度でも行きたくなる場所です。
梅田から急行バスで60分。それは良い情報。大阪拠点で関西を旅行した方が、行動範囲が広がるので!!