道後温泉

投稿日:

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石鎚山登拝をやり遂げた僕の、疲弊しきった心と体を癒すにはこれしかない!

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四国・愛媛県松山市・旧伊予国、
来たよー「道後温泉」(どうごおんせん)!





あれっ?

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ま、まさかの工事中。。

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そういえば道後温泉本館は老朽化が激しく、一時は取り壊しの話もあったのだと聞いています。
そこで道後温泉本館は2019年から7年かけての保存修理工事が始まり、今回はその前期工事を終えたところでした。

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幸い入浴は裏口から入ることができました。

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裏口の景観もなかなかなもので、

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千と千尋の世界を彷彿とさせます。

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龍のお飾りのついたこちら、

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皇室専用浴室への入口でした。

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しかし日本三古湯の一つとまで謳われ、万葉集にもその名を残す名湯、なんだか残念。
古き良き温泉街を期待してはるばるやって来た人は、がっかりするのではないでしょうか。

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道後温泉の前には、よくあるアーケード街があり、よくあるお土産屋が建ち並びます。

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少し裏手に入れば、そこそこ雰囲気ある場所もあるのですが、どうせなら街ごと、もっと温泉街的な作りにしてしまえばいいのに、と思っちゃいます。

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夏目漱石の小説『坊っちやん』(1905年)にも描かれていますので、そのような世界観を作り上げると、旅行者ももっと満足してリピートすると思うのですが。

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アーケード街のL字の角のところに、「椿の湯」という道後温泉の別館もあります。

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こちらも共同浴場で料金は本館より安く、地元の人の利用が多いそうです。

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アーケード街を抜けると市内電車の道後温泉駅があります。

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駅前に置かれた坊っちゃん列車。
初期の坊っちゃん列車は、伊予鉄道が開業して間もない明治21年から67年間にわたって活躍した蒸気機関車がモデルになっています。
正岡子規や夏目漱石も乗ったという初代坊っちゃん列車は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」で登場人物が利用したことから、その名で呼ばれています。

駅前の広場は放生園という小公園になっており、ちょうど「坊っちゃんからくり時計」が動き始めるところでした。
想像以上のトランスフォーム!

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この放生園には、他に足湯や湯釜などもありました。

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そしてなが~い参道の先に

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伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)が鎮座します。

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その階段は135段。

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鮮やかな朱色の社殿は日本三大八幡造の一つとされ、大分の宇佐神宮や京都の石清水八幡宮と肩を並べます。

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伊佐爾波神社の創建は不詳ですが、延喜年間(901~923年)につくられた延喜式に載っている古社であることから、1000年以上前から信仰を集めてきたとされています。

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当初は道後公園山麓に鎮座していたと伝えられており、14紀前半頃に河野氏が湯月城の鎮守として今の地に移されました。

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拝殿の南側には新田義宗、脇屋義治、松平定長を祀る「常盤新田霊社」が、

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北側には武内宿禰を祀る「高良玉垂社」が鎮座します。

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楼門内の回廊はぐるりと一周できるようになっており、

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優美な曲線を描く茅葺屋根を見ることができました。

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道後温泉の神社といえばもう一社、「湯神社」があります。

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神話の時代、大国主命と少彦名命が出雲の国から伊予の国へと旅していたところ、長旅の疲れからか少彦名命が急病に苦しみ、大国主命が大分の「速見の湯」を海底に管を通して道後へと導き、小彦名命を手のひらに載せて温泉に浸し温めたところ、たちまち元気を取り戻したという伝説にちなむ神社です。

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ちなみにこれと類似の伝承は、全国各地に残されています。

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アーケード街に戻り、道後名物の鯛めしを賞味しました。

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普通、鯛めしといえば鯛ごと炊き込んだ炊き込みご飯のことですが、こちらは少々違います。

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玉子の入った出汁をまぜ、

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鯛の刺身、大葉、海藻などを入れ、

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ご飯にかけていただきます。

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鯛茶漬けTKGバージョンといった感じでしょうか。

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さて暗くなって来たので、そろそろ温泉に入りたいと思います。

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道後温泉の湯は地熱由来の非火山型の温泉なため、硫黄臭や鉄分臭のしない、比較的普通の湯でした。ただ県条例の影響で塩素消毒が必要になったそうです。
また公営の公衆浴場であるため全国的に珍しく公式に入れ墨を持つ者の入浴が認められています。

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近くの冠山から約3000年前の縄文中期の土器・石鏃(せきぞく)が出土しており、神話の昔から沸き立つ湯として道後温泉は日本最古級の歴史を持っているそうです。
昔、足を痛めた白鷺が岩の間から流れ出る湯に浸していたところ、傷は癒えて、飛び立って行くのを見て、村人が手を浸すと温かく、温泉であり、効能を確認したという伝説があり、これが道後温泉の発見であると伝えられます。

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また厩戸皇子や景行天皇・仲哀天皇・神功皇后・舒明天皇・斉明天皇(皇極天皇)・中大兄皇子(後の天智天皇)・大海人王子(後の天武天皇)など多くの皇族方も行幸したとされます。
明治28年(1895年)4月に松山中学の英語教師として赴任した夏目漱石は、子規や虚子としばしば道後に出かけ、「道後温泉はよほど立派なる建物にて、八銭出すと3階に上がり、茶を飲み、菓子を食い、湯に入れば頭まで石鹸で洗ってくれるような始末、随分結構に御座候」との手紙をしたためています。
その道後温泉もここ20年間で旅館が半減し、団体客減少により厳しい時代を迎えているようです。
僕の個人的感想でも、リピートするための要素がいまひとつ足りないように思われ、道後温泉本館のリニューアルとともに、街ぐるみでの坊っちゃんや千と千尋のような世界観が生まれることを願うものでした。

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6件のコメント 追加

  1. 道後温泉、ず~っと行きたいと思ってるけど、まだ行けてない場所です。
    工事中だったんですね~。

    鯛めしTKGバージョン、食べてみたいです!!
    それにしても、伊佐爾波神社、階段すごいですね…(^-^;

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      道後温泉に行かれるなら、後数年先が良いでしょうね。ただ、それだけを期待していくとがっかりするのではないかと思います。
      他のところもセットで旅行計画されると良いかも。
      まだ未投稿ですが、愛媛にも海に近い駅があり、素朴で素敵でした。

      いいね: 1人

  2. CoccoCan より:

    四国にまだ行ったことがなく、あこがれの地の一つです‼
    まだ若いうちに?この石段でダッシュしてみたいです笑

    鯛めし、このTKGバージョン、煎り酒+醤油でやってみたいと思います☆

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    1. CHIRICO より:

      いやぁ、なかなかなもんでしたよ、石段(笑)
      さすがCoccoCanさん、見ただけでたぶん近い味を再現されそうですね!
      一口に四国と言っても広く、土地土地での特色や味もそれぞれあるものだと今回の旅で感じました😊

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      1. CoccoCan より:

        石段登りダッシュして、帰りに後悔しそうです笑

        四国をじっくりとキャンピンクカーで回るのが夢です。地のものを調理してw 神社仏閣巡り、名所めぐり、想像するだけでワクワクします♪

        いいね: 1人

        1. CHIRICO より:

          四国はCoccoCanさんにぴったりの場所ですね♪
          夢が叶うよう、願ってます!

          いいね: 1人

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