美しい湖沼を数多く有する北海道。
その湖の中に、「三大秘湖」と呼ばれるものがあります。
「オンネトー」「オコタンペ湖」「東雲湖」がそれです。
今回はそのオコタンペ湖を訪ねます。
オコタンペ湖は北海道千歳市にあり、日本で2番目に大きなカルデラ湖「支笏湖」(しこつこ)の北西7km、300m高い位置にあります。
支笏湖は、温かい水が湖の深部に残存しており、日本最北の不凍湖となっています。
透明度の高さでも、摩周湖やバイカル湖に匹敵し、環境省の湖沼水質調査で何度も日本一に認定されています。
平均水深は265mで、国内で秋田県の田沢湖に次いで日本で2番目の深度となっています。
支笏湖の名の由来は「シコッペッ(支笏川)の水源の湖」というの意味で、「シコットホ」「シコット」、また「シコテムコ・エアン・パラト」(シコツ川の・水源・そこに・ある・広い湖)などとアイヌに称え呼ばれていました。
また、支笏川は日本語で「死骨」に通じることから縁起が悪いとし、1805年(文化2年)、現在の千歳川に改名され、後に「千歳」の地名の由来となったそうです。
さて、やってきました「オコタンペ湖」。
オコタンペ湖は、2014年(平成26年)9月の大雨による土砂崩れで道路が封鎖され、最近まで見ることができませんでした。
2017年に道路の一部が開通し、「オコタンペ湖展望台」まで行くことができるようになりました。
オコタンペ湖は、湖全域が支笏洞爺国立公園の特別指定保護区に指定されていて、実は湖畔への一般の立ち入りは禁止されています。
なので「オコタンペ湖展望台」なる場所からその美湖を垣間見るしか方法がないのですが、
展望台といっても、特別なデッキなどが作られているわけでもなく、ただ道路脇から見るだけというもの。
う~・・・む。。
オコタンペ湖は、約2,000年前に発生した恵庭岳の火山噴出物によりできた堰止湖。
周囲約5km、最大水深20.5mの小さな湖で、一帯にはエゾマツ・トドマツなどの原生林に覆われています。
オコタンペ湖が三大秘湖に数えられる理由は、季節や時間帯、太陽の当たり方、撮影する角度などによって湖面の色が様々に変化する、ということのようです。
オンネトーでも同じようなことが言われていましたが、そう言われれば、そのような気もするような。
オコタンペ湖の名前は、アイヌ語で「川下に村がある」を意味する、「オ・コタン・ウン・ペ」に由来。
オコタンペ川の源流部にある湖なので、湖沼を意味する「ト」を語尾につけて「オコタヌンペ・ト」と呼ばれていました。
オコタンペ川が支笏湖に注ぐ地点には温泉があり、かつてはアイヌがアメマス漁や入浴のために小さな村を営んでいたそうです。
もうちょっと違うアングルで写真を撮れないものか探ってみたのが、この写真。
確かに、色がちょっと変わった気がします。
北の神秘の美湖は女性と一緒で、見れそうで見れないところが煽情的なのかもしれません。
これから紅葉がますますよくなりそうですね。
美しいです!(=^・^=)
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ありがとうございます。
そうですね、まだ日本に、ちゃんと秋が残っているのがこの上なく嬉しいです!
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