白石の神域:八雲ニ散ル花 出雲屋敷篇04

投稿日:

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弓月岳山頂付近にあったという上社「穴師坐兵主神社」、その神域に「白石の神域」と呼ばれる神跡があるというので訪ねてみます。

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ネットで調べてみると、出雲族の聖地「ダンノダイラ」への入り口である三輪山の「奥不動寺」から登山で巡るコースが定番のようです。
しかし僕はズルして、車で白石の神域最短地の「高山神社」(こうぜんじんじゃ・たかやまじんじゃ)を目指しました。

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が、その車道も離合不可な細い山道が続く、なかなかな酷道。
冷や汗をかきました。

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数台分の駐車スペースに車を止め、高山神社へ歩いていきます。

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祭神は「高龗神」。
ただし祭神が高龗神となったのは明治時代のことであり、それまでは素盞鳴神から牛頭天王、善女龍王と替わったのだとか。

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高山神社の前にあるのが「靇山池」(りょうさんいけ)、当社の御神体です。

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往時は白河村だけでなく大和の出雲村の人々も当地に至り雨乞いを祈ったという聖域。

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湖畔の樹木が映り込むこの神秘的な湖沼に龍神が棲まうというのも頷けます。

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高山神社から山中に入っていきます。

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緩やかな登り坂を登ること10分、200mほどでしょうか。

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倒木とともに倒された緑の金網。
突如として現れた人工物です。

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その先を見ると白い石が円形に積み上げられた不思議な一角が。

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この誠に神秘的な場所が「白石の神域」です。

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これは古代の祭祀の様子がそのまま残された、大変に貴重な遺跡なのだそうです。
特別な防犯対策が取られているわけでもなく、壊れた金網と木々に付けられたしめ縄だけが身勝手な侵入を拒んでいます。
白石の神域は現在でも兵主神社の方が管理されています。
勝手に入って変なスピリチュアルをしたり、くれぐれも荒らさないよう。

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ひんやりとした空気が漂う聖域。
どことなく熊野の花の窟を連想させます。
この辺りが伝説の穴師坐兵主神社の旧社地「ゲシノオオダイラ」なのでしょうか。
ゲシノオオダイラとは「夏至の大平」なのでしょう。
当地は三輪山山頂の北東30度に位置し、夏至の日の出方向にあたるそうです。

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ということはどうなのでしょうか。
太陽信仰を持つ出雲族の三輪山の奥宮のような存在なのでしょうか。
しかしながら、僕はここは豊来入姫が月神を祀った大和笠縫邑ではないかと思っているのですが。

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案内板も何もないのですが、白石の神域から少し谷間を下ったところにも神域があるとの情報があり、探してみます。

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ありました、多分ここです。
道無き道、ただの急斜面を50mほど転がるように降りていきます。
ていうか、本当に転がり落ちました。

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白石の神域と同じく、ただしめ縄に囲われただけの沼地。
「水神坐沼社」と呼ばれる聖域です。
もともと社殿はなく、ただ湧き出る沼があるだけ。

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何もない、この神秘的な光景を前にして、やはり僕は夢想します。
月影を水面に落とし、儚き姫巫女が舞う姿を。
天鈿女と例えられた、親魏和王の娘・豊来入姫。
彼女の栄華は、そう長くはなかったのです。

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ひとしきり思い浸って我に返ります。
さて、この斜面を這いずって登らなければ。

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2件のコメント 追加

  1. Otahara より:

    お怪我はなかったですか?

    白石の神域、
    行きたいです、、
    来週大神神社登拝へ。
    時間あれば行けるといいなぁと^ ^

    いいね

    1. CHIRICO より:

      Otaharaさん、こんにちは😃
      コメントありがとうございます♪

      山道で転けるのはいつもの事です。
      しかし大怪我しないように、もう少し慎重にならなければ!

      三輪山登拝は往復で2時間程度見ておいた方が良いです。
      大神神社境内もかなり広いので、全体をゆっくり参拝されるなら、半日は必要かと。
      白石の神域も高山神社までそこそこの道のりなので、3時間くらい余裕見ておいた方が良いですね。
      一泊されるなら大丈夫だと思います。
      日暮れも早くなっていますので、余裕あるご計画の方が、楽しめると思いますよ。
      とはいいながら、僕はいつも強行突破ですが笑

      いいね

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