ひろげ遺跡:満天ニ鳴ル花 神門天狼篇 番外

日御碕と出雲大社を結ぶ島根県道29号線の途上に、「ひろげの浜」と呼ばれる場所があります。 名前は、経本が積み重なって出来上がったと伝えられる日御碕神社の飛地境内「経島」(ふみしま)に由来するもので、その経本を”広げて”読…

宇龍:満天ニ鳴ル花 神門天狼篇 02.3

風光明媚な出雲・島根半島の日御碕(ひのみさき)。 そこから東へ回り込んだところに、小さな漁村があります。 戦国期には山陰屈指の貿易港として、また江戸時代には北前船の風待港として栄えた「宇龍」(うりゅう)集落。 奈良期に編…

やはり古事記・日本書紀では満足できないあなたへ 〜星祭祀と神門王家考察への誘い

おおよその旅を終えたと感じる僕は、心に少々空白を抱いています。 かつてのような情熱は、確かに薄らいできたと。 古代出雲王家・富家の存在を知り、その伝承地を訪ねることから始めた旅は、気がつけば9年ほどになっていました。 や…

津留年之神社/市下神社(八面社):満天ニ鳴ル花 神門天狼篇 27

熊本県阿蘇郡高森町の一角に、「御矢石」(みやいし?)と呼ばれる石が置かれています。 表からは植えられた樹の影になって、よく見えません。 回り込むと、ありました。 この石の存在は、以前「高森阿蘇神社」を調べていたときに知り…

永野祖母嶽神社:満天ニ鳴ル花 神門天狼篇 26

こりゃまたどん詰まりになるんじゃないかって、不安になるような山の細道を車を走らせて来ました。 熊本県阿蘇郡高森町、その永野集落と呼ばれる場所の一角です。 この「永野祖母嶽神社」(ながのそぼだけじんじゃ)は以前、アシュラさ…

佐多岬/御崎神社:満天ニ鳴ル花 五月雨隼人篇 番外

ようやく着いたかと思いきや、まだあと8kmもあるのか。 目指す先は鹿児島大隅半島の南端「佐多岬」(さたみさき)。 桜島に渡ってしまえばピョイっといけるかと思いきや、下道95km、約2時間の道のりとは参りました。 信号も少…

月讀神社(桜島):満天ニ鳴ル花 五月雨隼人篇 03

鹿児島港から桜島に向けて、「桜島フェリー」に乗り込みます。 桜島フェリーは鹿児島市街と桜島を結ぶ公営のフェリーで、薩摩半島と大隅半島を結ぶ海上の交通機関として、日本国内で唯一24時間運航を続けています。 車での乗り込みも…

伊邇色神社:満天ニ鳴ル花 五月雨隼人篇 02

「宇佐氏の祖先に出てくるイニシキイリヒコですが、なんと式外社で鹿児島に彼を祀る神社がありますね」 と、B氏がおっしゃるので訪ねてみましたが、鹿児島市下伊敷の高台の住宅街の、とんでもなく狭い道の先にありましたよ、「伊邇色神…

鹿児島神社:満天ニ鳴ル花 五月雨隼人篇 01

鹿児島で最も大きな神社、鹿児島市の総氏神という触れ込みでしたので、鹿児島市照国町にある「照国神社」(てるくにじんじゃ)を参拝しました。 祭神は「照國大明神」、薩摩藩第11代藩主の島津斉彬(しまづなりあきら)公、確かに立派…

山王岳環状列石:満天ニ鳴ル花 鬼星七支篇 09

ポラリス(Polaris) 北天の極星は満天の中心で輝き、夜海を渡る者のしるべとなる。 少し前のXで、マックイーンさんからこんなコメントを。 確かにね。古代の先祖はどのくらい、天体のことを知っていたのか、疑問です。 天動…

蛭児神社:満天ニ鳴ル花 鬼星七支篇 番外

旧・イワクラ学会理事の谷口実智代さんが提唱する霧島北斗七星に関連して、地上に描かれた”天の川”として示される”天降川”(あもりがわ)。 また『三国名勝図会』によれば、天降川の名称はその水源が天孫天降の地とされる霧島山にあ…

鹿児島神宮:満天ニ鳴ル花 鬼星七支篇 08

さて、である。 霧島北斗七星について、発見者である谷口実智代(旧・イワクラ学会理事)さんの説を見ていくと、北斗七星を形成する神社の共通点として、 ① 小高い丘にある ② 山頂部及びその付近に磐座を持つ ③ 高千穂峰が見え…