飛騨の原風景、世界遺産「白川郷」。
その有名な合掌造りを中心とする集落は、びっくりするほどコンパクトでした。
バスが停まった駐車場からは川の上の橋を渡って集落へと進みます。
橋の下にはゴツゴツとした石の河原と綺麗な川がありました。
町中に入って、まずはバスで展望台へ向かいます。
汗ばむ陽気でしたが、展望台は涼しげな風が吹いていました。
そこから見える、手のひらに乗りそうな小さな集落は、小一時間ほどで一周してしまえる大きさです。
展望台からは歩いて降りてみましょう。
田園が広がる中を散策します。
白川郷は時を感じさせる建物が多いですが、そこには今も実際に生活する人々がいらっしゃいます。
なので全景の撮影はOKですが、個人宅に絞っての撮影はNGとなります。
ただ、幾つかの家が一般に公開されています。
その代表が「和田家」。
風格のある1階、
そこから階段で登ると
中二階、
屋根裏部屋と続きます。
この小さな里では家を守る為の家督制度が徹底しているという話です。
広い1階に住めるのは長男のみで
次男以降とお手伝いさんは天井の低い中二階に住むのだそうです。
この日は気持ちの良い秋晴れ。
白川郷といえば冬景色が最も幻想的ですが、どの季節でも美しい姿を見せてくれます。
秋の白川郷は花々と黄金の稲穂がとても印象的。
堀では鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。
「明善寺鐘楼門」(みょうぜんじしょうろうもん)も見所の一つです。
茅葺で総ヒノキ造りの本堂・鐘楼門・庫裡の配置が美しいところです。
集落の奥に「白川八幡神社」(しらかわはちまんじんじゃ)があります。
神寂びた風情。
知る人ぞ知るオタクのメッカでもあります。
のどかな雰囲気の境内を散策します。
裏の杜はとても清々しかったです。
ノスタルジックな風景が続きます。
のんびり歩いても2時間くらい。
のどかなひと時の散策を楽しんで、白川郷を後にします。
ちょっとおまけで飛騨の高山も散策。
古い町並みを歩きます。
ここはちょい食べ歩きが楽しい。
高山で有名なみたらし団子をいただきます。
味は甘みが少ないしょうゆ味。
飛騨牛の握りと
冷凍のみかん
レトロな喫茶店にも入りました。
キンキンに冷えたアイスコーヒーで喉を潤します。
お土産に立ち寄った薫香屋では、店主にお断りして一枚だけ、店内の写真をいただきました。
のどかで美味しい、飛騨高山です。