大分、国東半島の「両子寺」(ふたごじ)と言えば、この仁王像が有名です。
駐車場から一旦下って、山門まで降りると見ることができます。
森の中に立つ、阿吽の仁王は迫力がありパワーを感じます。
像の足元には、足腰にご利益があると書いてあります。
境内のあちこち他の像にも、足腰ご利益に関する但し書きがありました。
苔むした石段を登ります。
大分県の国東半島のほぼ中央にそびえる両子山。
そこに両子寺はあります。
両子寺には神仏習合の痕跡があります。
そのひとつ、山門にしめ縄がかけてありました。
参道を進んでいきます。
お堂が見えてきました。
両子寺は天台宗のお寺になります。
この日は2017年元旦、境内は参拝客で賑わっています。
鐘はつくことができます。
鐘をついた後、ろうそくと線香を購入し、お祈りしました。
ここではとりあえず、商売繁盛を。
護摩堂です。
護摩堂には、厄除け、安産にご利益があるという不動明王が祭られています。
両子寺では「奥の院」まで行った方がいい、というコメントを見かけましたので、少し奥まで登っていきます。
と言ってもそれほどきつい道のりではありません。
5分も歩かないうちに「鬼橋」が見えてきます。
千徳坊という怪力の僧がこの大石を引き下ろしてかけたと伝わります。
鬼橋の先の階段を上ると、
なんと、立派な鳥居がありました。
奥の院は神社なのか。
また階段を登ります。
かなりの急勾配です。
その先にありました。
見た感じはやはりお寺です。
背後の岩に食い込むようにお堂が建っています。
清水寺のような柱で足場が造られています。
奥の院には千手観音立像、両子大権現などの貴重な文化財が安置されています。
不老長寿と子授け祈願のご利益があるそうです。
本堂の奥に洞窟らしきものがありました。
中には石仏が並んでいます。
ここでもろうそくと線香を供えさせていただきました。
壁はいろいろ彫られていて、
飲用できる霊水が湧いていました。
最後に大講堂を回って下山します。
深山の雰囲気と、秘境を感じさせる奥の院。
両子寺はなかなか楽しませてくれる場所でした。