石井神社(西本町)

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新潟県柏崎市西本町にも、「石井神社」(いわいじんじゃ)があるというので、訪ねてみました。

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小高い場所に、商店街や住宅地に囲まれるように鎮座する神社です。

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創建年代は不詳で、社伝によれば、越後国の国司として中央より派遣された「猪名真人」(いなまのひと)大村卿が、摂津国の住吉大明神を柏崎の地に奉遷したことに始まるとされており、創建当初は「住吉大明神」と称していたとされています。

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延暦8年(789年)、地震により社地が陥没したため、翌年、現社地である石井の岡に遷宮し、石井神社と称されるようになったということです。
これをもって延喜式の「石井神社」は当社であるという主張です。
延喜式の成立は延長5年(927年)なので、あり得ないことはないのですが。

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それはさておき、この茶色の狛犬氏、柏崎一帯ではちょいちょい見かけます。
焼物製でしょうか。

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慶雲2年(705年)に当社で北夷征討鎮護の祈願が行われ、慶雲3年(706年)の大旱魃において雨乞いの祈願がなされ、霊顕著しく篠つく雨が降ったという事です。

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延暦12年(793年)に坂上田村麿が東夷征討の時に参篭して凶賊の殲滅を祈り、元亀年間(1570~1573年)には上杉謙信の佐渡征伐において、海上御守護の神である当社を参拝して奉幣並びに木製の獅子一対奉納したと伝えられます。

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祭神は「底筒男命」(そこつつのおのみこと)、「中筒男命」(なかつつのおのみこと)、「上筒男命」(うわつつのおのみこと)の住吉三神。
これに息長帯姫尊(おきながたらしひめのみこと)を配祀しています。

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宝暦元年(1751年)4月に社殿類焼し、獅子一対の外は、悉く灰燼となったようです。
文政七年(1824年)4月、再び社殿炎上。
明治13年(1880年)8月、三度炎上。この時の大火災は「酢屋火事」と称され、842戸を焼失するという大規模なものでした。
当時の柏崎の戸数が約1860戸といわれ、その半数近くが罹災したことになります。

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祈雨の験はあれど、防火のそれは及ばす。
気になるのは上杉謙信奉納の獅子一対が、無事に現存するのかというところです。

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現在の社殿は明治16年(1883年)に、桧材を用いて建てられたもので、本殿屋根は銅板ぶきとなっています。
大火のあとわずか三年後の復興は、明治時代の氏子の神社に対する信仰の深さを感じさせ、西本町の石井神社は、今も海近き柏崎の人々を見守っているのでした。

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