これと言った見所はないけれど、ぶらりと散策してみばどこか懐かしく、
穏やかな時間を過ごせる、そんな場所が島原です。
島原に行くと目につくのか「島原城」。
決して大きな城ではないですが、ちょっと寄ってみるには程良いサイズ。
武将隊のおもてなしは、この手の城ではよく見る風物詩となりました。
島原に来たなら立ち寄りたいのが「姫松屋」。
島原城の正面にあります。
歴史を感じさせるお店でいただくものといえば島原名物「具雑煮」です。
10種類以上の具が詰まった雑煮は、島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎が3万7千の信徒達と共に原城に籠城した際、農民達にもちを兵糧として貯えさせ山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き、栄養をとりながら約3ヶ月も戦った時のものが始まりと言われています。
シックな店内でいただく具雑煮は、お腹を優しく、あたたかにしてくれます。
島原城から少し歩いた先に、武家屋敷が数件残る町並みがあります。
水の町に相応しい、きれいな水が流れる水路沿いに歩いていきます。
それぞれの武家屋敷内は自由に見学できます。
侘びた佇まいに見とれていると、
リアルな人形が置いてあって、ちょっとびっくりします。
かつての生活の音が聴こえてきそうです。
おみやげ屋さんもあったり、古物を販売している家もあったりで、わりと楽しめました。
他にも、湧き水がいたるところで流れる「鯉の泳ぐまち」や
今は喫茶店になっているレトロな「理髪館」など、ゆっくり歩いて過ごすには、丁度良いところでした。