令和2年1月9日、十日恵比須神社の「正月大祭」、いわゆる「十日えびす」のお祭りに出かけてきました。
今回のお目当ては見目麗しい芸妓さんの「かち詣り」です。
福岡の十日恵比須神社は、普段は閑散とした小さな神社ですが、この日ばかりは正月の太宰府も顔負けの人出で賑わいます。
十日えびすの祭りは、その名の通り商売繁盛祈願がメインであり、商いをする人には是非ともあやかりたい祭りです。
詳しくは昨年のブログを見ていただけると幸いです。
4日間を通じて行われる正月大祭・十日えびすですが、その中でも人気のイベントが、9日に行われる「かち詣り」。
かち参りは「博多券番」のきれいどころが参道を歩いてえびすさんを参拝する慣わしのことです。
きれいどころの到着を待っていると、続々と三味線部隊が集まってきました。
山車を前にいくつか演奏を披露してくださいます。
それにしても山車の上の鯛、なぜ逆さまなのだろう。
とやってきました、芸妓の皆様。
「はいはい、道あけて」とばかりにこわもて兄さんを先頭に、
山車が進み出します。
それに続くは、十日えびすの唄をはやしながら練り歩く博多那能津会の三味、笛、太鼓の皆様。
そしてきたー!
博多券番きれいどころの皆様です♪
きれいどころゆうても、そういう設定でしょ。
きれいどころっていう設定の、ちょっとご年配のお姉さま方でしょ、って思ってましたが、
めちゃきれいやん!
まあ、往年の貫禄ある方もいらっしゃいますが、それはそれで凛として美しい。
島田のビンに稲穂のカンザシ、紋付正装、裾ひき姿でかち詣り。
モーゼばりに大勢の人波をかき分け、芸妓さんらは社殿の方へ消えていきました。
御座の方で待っていると、参拝を終えたきれいどころさんたちがやってきました。
先の御座の人たちが終わるまで、縁側で待機されます。
普通は背を向けて座るものですが、さすがは芸妓さん、
僕らに向いて座ってくれます。
サービスよい。
常連のお客さんでしょうか、親しげに手を振られていたりしてジェラシーを感じます。
当社のサイトを見てみると、
『以前は宝恵駕(ほえかご)での参拝で、赤ズキン、赤ハッピを着こんだ行事委員長を中心にきれいどころ12人がきらびやかな駕に乗り込み、海山の珍味を乗せた駕5丁を後に「ホイカゴホイ」祭りの福笹なつかしや、献上博多の帯しめて!と笛、太鼓に合せ威勢のよいかけ声を流して市内目抜き通りを練り歩き神社に参拝されたが、交通事情と駕のにない手不足の為、永年続いていた宝恵駕が昭和44年正月を以って中止となり、翌45年よりかち詣りとなり現在も行われて居ます。』
とあります。
なるほど。
でもあれですね、博多券番総出でのかち詣りと聞いていましたが、人数少ないです。
もっと大勢で練り歩くものと思っていましたが、いろいろ厳しい事情があるのでしょう。
美容業界も、どこもかしこも人手不足。
そのうち外人の芸妓さんが練り歩いていたりするのかもしれませんが、それはちょっと嫌だなとも思います。
やはり麗しいこの姿は日本人ならではだと思うので。
数は少なくとも質で勝負、まごうことなききれいどころさんの数々に眼福です。
それにしても稲穂のかんざしがなんとも艶やかですね。
たとえ狐に化かされているのだとしても、一夜の夢々にひと財産つぎ込んでしまいそうな妄執にとらわれそうです。
さて、参拝を終えたきれいどころさんたちが、帰って行かれます。
手には福笹と福引で大当たりした縁起物を手にして。
賑やかな通りに
三味、
太鼓の音が響きます。
カメラを手にした人ごみと、あっという間の時間にシャッターチャンスは厳しめ。
しかしまずまずの収穫に、心がほっこりしたのでした。
かわいい♪
かち詣り、すごく素敵な写真ですね
リンクいただきます。
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フィーユさん、コメントとリンク有難うございます♪
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御家人斬九郎の鳶吉ネエサンを思い出しました。
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なるほど、渋いとこ突きましたね(笑)
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十日恵比寿忘れてました!明日の予定は決まりです。混んでるだろうなぁ…でも観てこようと思います。ミス十日恵比寿に会えるかな。
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明日は最終日ですね。
かなり混んでいますが、商売繁盛、景気がいいお祭りです。
なんか元気になって勢いがつきますね。
少しお値段張りますが、開運御座もおすすめです。
TRICKの中に出てくるエセ新興宗教みたいで笑えますよ。
一応ちゃんとした神事なのですが(笑)
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私勘違いしていて、芸妓さんが見れる日はもう終わっていました😅でも残り福には参拝できました。今宮戎なんかと違いゆったりとしていましたが、残り福もらえたんじゃないかなと思っています😊
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